書籍の詳細

創部3年目にしてベスト8入りを果たした朝霧学園野球部。しかし、のびのびと野球を楽しんでいるこのチームには、甲子園に行くための決定的な「何か」が足りなかった。ある日、そんな野球部の前に謎の新監督が現われ……!?鬼監督・喜多条を迎え、甲子園を目指す朝霧ナインが、理想と現実のギャップを克服し、高校時代の3年間を完全燃焼する姿を爽やかに描いた傑作!!

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  • 物語は大雑把に言うと2部に別れており、前半~中盤までは監督・喜多条を主役に、後半はエース・江崎を主役に進行します。喜多条は元甲子園優勝投手だったにも関わらず、当時のことは「ただただ暑かったとしか覚えてない」そうで、それはなぜかというと、指導者の“勝利至上主義”によるチーム内の不協和音や、学校側の“大人の事情”のせいで楽しく野球が出来ていなかったから。そんな過去を持つ男が今度は自分がチームを率い、改めて甲子園を目指すわけですが、いい雰囲気の中で快進撃を進める部員たちを見て「俺もお前らの一員でいたかった」とひとりごちる監督のモノローグが切なくてたまりません。ただ後半、主役がエース江崎になってからは結構な鬱展開が待っており、個人的には前半のノリで最後まで行って欲しかったなぁ…というのが正直なところ。同じく高校野球をテーマにしたものでは『かんとく』(コージィ城倉)もそうでしたが、物語前半と後半とで大きく読後感の変わる作品です。
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    投稿日:2010年03月23日