書籍の詳細

体の一部、ときには全部が透明になってしまう「透明病」に侵された中学二年生・白山しずか。彼女を励ます同級生・唯見マモル。悩み、励ましあいながら、ふたりは目に見えない大切なものに気づきます……。みんなを幸せにする青春ストーリー!

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トランスルーセント~彼女は半透明~のレビュー一覧

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  • 中学二年生・白山しずかは「透明病」に悩んでいる。原因不明、治療法も不明。周期的に体の一部、ときには全部が見えなくなってしまう。でも、この病気がきっかけで、しずかは同級生の唯見マモルと仲良しになった。無邪気で明るいマモルと一緒にいると、しずかはいつも笑っていられる――。不治の病、そして自己存在への不安といった、重くなりがちな素材を扱っているのに、作品は終始さわやかで晴ればれとした空気に包まれている。作者は、物語の最後まで彼女たちに意地悪をすることなく、人間の良心だけを丁寧につむぎ合わせ、この世界を描き切っている。どこまでもピュアで美しく綴られた初恋の物語。
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    投稿日:2009年12月15日
  • 「透明人間になれたらあんなことやこんなことができるのに!」男子なら誰もが一度は夢想したことだと思います。しかしこの作品はその「透明になること」が病気として一般的な世界。作中ではそうした男子のアホみたいな思考は一切出てきません。透明になってしまう哀しみと、だからこそわかる人の温かみ。そこに中学生独特の淡い恋愛が絡み、何とも甘酸っぱい気持ちになるんです! 正直これを読むと前述のような“男子的透明人間願望”を抱いていた自分がどうしようもないクズ野郎にしか思えなくなります。心がものすごく洗われる、気持ちのいい作品です!
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    投稿日:2009年11月03日