書籍の詳細

作品は東北のとある高校が舞台。10年前、甲子園出場の輝かしい実績はあるが、今はそれも昔の話。だが、ある日、甲子園出場時の女子マネージャーが赴任してから、野球部が活気づき出した。彼女は心に秘める想いを胸に部長に就任したが……。

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私の甲子園のレビュー一覧

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  • ストーリーの骨子はまさにど真ん中のストレート。なんちゃって野球部が、ふとしたきっかけで目覚め、甲子園を目指すというもの。これだと、なんだ普通の野球漫画かと思われていまいますが、この作品はなかなかあなどれない。いくつも変化球を投げてきているのですよ。まずは主役がかつての野球部マネージャーで、10年ぶりに故郷に戻ってきた女性教師ということ。設定に変化をつける、さしずめスライダーといったところ。そして意味深なタイトル。わざわざ「みんなの」という文字に×をつけ「私の」にしてあり、これは最後のオチにも関係しているので、決め球のフォークといえばいいでしょうか。さらにもうひとつ、魔球クラスの球がありまして、これがなんと幽霊。???ですが、この幽霊、特に物語の導入部で、過去と現在の橋渡し役となる重要な存在なのです。物語が進むにつれだんだん出番も減りますが、それは生きている人間の存在感がでてきているから。そして「みんなの」につながっていくという流れ。ちょっと違うと思っていたらなんとなく打ち取られた、そんな感じです。(2011/3/4)
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    投稿日:2011年03月04日
  • 毎年、全国4000以上の参加高校が甲子園出場を目指し、各地で熱い闘いを繰り広げますが、必ずしも上昇志向のチームばかりとは限りません。この作品では、「ギリギリのピンチをしのいで勝った時の天にも登るような気持ち」や「負けて歯ぎしりして一睡もできない夜を過ごすほどの悔しさ」とは無縁のやる気のない野球部を主軸に描かれています。ここに、強豪校からの転校生ピッチャー・大田原が入部するのですが、実は彼も元のチームでは落ちこぼれ。大田原の素質を見抜いた女性部長の綿谷しほのが、“もう一度、甲子園へ”の夢をかなえるため、野球部を再建させようとして、球児たちが「男の子らしい顔になって」いきます。その過程をぜひご覧ください。続巻のリリースにもご期待ください。(2010/7/31)
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    投稿日:2010年08月10日