【文庫版】鎌倉ものがたり (13)

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モーターボートの上で釣りをしていた社長・野火山(のびやま)が、心臓を2本の矢で射られて殺された。捜査を協力する一色正和(いっしき・まさかず)は、500メートルも離れた場所で犯人が矢が射るのは無理だと考えて行き詰まる。そんな中、ゴルフ場の真ん中で第2の犠牲者が、そしてマンションの一室で第3の犠牲者が出てしまう。被害者の3人にはつながりがなく、正和は凶器の矢を持って弓道場へ……!?

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モーターボートの上で釣りをしていた社長・野火山(のびやま)が、心臓を2本の矢で射られて殺された。捜査を協力する一色正和(いっしき・まさかず)は、500メートルも離れた場所で犯人が矢が射るのは無理だと考えて行き詰まる。そんな中、ゴルフ場の真ん中で第2の犠牲者が、そしてマンションの一室で第3の犠牲者が出てしまう。被害者の3人にはつながりがなく、正和は凶器の矢を持って弓道場へ……!?

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鎌倉ものがたり

西岸良平先生と言えば「三丁目の夕日」が有名ですが、それと並ぶ名作が、今年30周年を迎えた「鎌倉ものがたり」です。古都・鎌倉を舞台に、推理小説家の一色正和が怪事件に挑むのですが、ミステリー、ファンタジー、SF、ユーモアなど、さまざまな要素が詰まった作品です。最初はユニークな世界観に戸惑うかもしれませんが、きっとクセになるはずです。わたしは数年前、担当編集者になりましたが、西岸先生と直接やりとりして原稿をいただくという重責を、楽しみながらこなしております。いまなお豊かに広がり続ける作品世界をぜひお楽しみ下さい。

書店員のレビュー

ほのぼのミステリー…って、矛盾しているとは思いますが、この作品を形容するにはほかに適当な言葉がみつかりません。主人公は推理作家の一色正和と童顔の妻・亜紀子。二人が地元・鎌倉で起こる怪事件を次々と解決する…ことはするのですが、う~ん、やたら人が死ぬにも関わらず、その内容にほんわかとしてしまうといいますか。だってあまりにも舞台仕立てが現実離れしすぎていて、脱力してしまうんですもの。坊主の身代わりをする狸や霊が乗り移って尋問をする刑事が出てきたり、つぶれた映画館が週末になると復活していたり、遺産が気になって生き返るお婆さんとかサーフィンをする鬼だとか、もう何でもあり。また鎌倉という土地もこれらとほどよく馴染む。古都であり、高級住宅地もあり、外国人も多く、かつ古戦場でもある街。浮世離れしたイメージがありませんか。うん? やっぱりミステリーじゃなくて、ファンタジーなのかな? まあ読んで判断してください。(2011/2/18)
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