書籍の詳細

江戸生き残りの古老、4代目広重が丹念につづる、幼時に見聞した年中行事や市井の雑事の記録。本業の絵筆で文章を補いながら、忘れられていく古きよき日の思い出を愛惜をこめて描いた好著。

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絵本江戸風俗往来のレビュー一覧

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  • 東洋文庫に加えられたのが昭和40年(1965年)、原本が刊行されたのが明治38年(1905年)という入手困難な貴書です。4代目広重といわれる著者は自分の目でみた江戸の市井の雑事を絵と文で綴っています。しかも、1月に始まり12月に終わるという歳時記的な編集で季節ごとに江戸の年中行事を体験できるようになっているのが、実に便利。たとえば7月は七夕の竹売です。ビニール製の七夕飾りをスーパーで買う今とは大違い、「竹や竹」の声が響かざるところなし、だった。民俗行事としての七夕は水の祭で、7月7日は江戸中で井戸浚いを挙行したそうです。大名から長屋の共同井戸まで例外なく井戸の大掃除を行った。折々の行事の由来、私たちの生活文化の知識がつまった一冊です。(2009/7/3)
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    投稿日:2009年07月03日