キリコ (4)

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男が手に入れたものは榊キリコという名前だった。女が受け入れたものは遊佐明という存在だった。運命の女に再び出会うべく、死の淵から蘇った遊佐。女の姿を捉えたその瞬間、血みどろのカーニバルが幕を開けた。蠢く群衆のかなたから、すべての憎しみの根源が残酷な笑みを向ける――。遊佐明と榊キリコ。別れの日、東京は雪だった。

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男が手に入れたものは榊キリコという名前だった。女が受け入れたものは遊佐明という存在だった。運命の女に再び出会うべく、死の淵から蘇った遊佐。女の姿を捉えたその瞬間、血みどろのカーニバルが幕を開けた。蠢く群衆のかなたから、すべての憎しみの根源が残酷な笑みを向ける――。遊佐明と榊キリコ。別れの日、東京は雪だった。

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書籍の詳細

書店員のレビュー

『キリコ』は、目の前を映像が流れていき、音が聞こえてきそうなほどのダイナミックと疾走感を味わえる作品です。弁護士である兄を殺害したキリコを遊佐刑事が、どこまでも追って行くのが本筋です。闘う都度、サイボーグのようにたくましくなっていく遊佐と、華麗な女暗殺者キリコが己の過去の秘密に触れ始めていく描写が見どころです。ライブ感にあふれているので、私はついつい没頭してしまいました。兄が殺されたワケ、キリコが暗殺者として育てられた理由、遊佐刑事のキリコに対する想いの変化や複雑な背後関係等、展開はめまぐるしくスピードアップします。斬新な表現方法にあふれているせいか、多くの血が流れるストーリーなのに、それを感じさせないのが、また素晴らしいです。(2011.05.22)
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