書籍の詳細

父の死をきっかけに収入が無くなってしまった大学生・渥美中郎。働く気もない彼は、雑誌の懸賞や美術展の1等、競馬、カラオケ大会、仮装大会などの賞金を狙って金を得る賞金稼ぎ「ザ・プライザー」として生きていくことを決意する。日本で暮らす英国人女性・ビッキー(光子)と同棲し、彼女をも「賞金」で養おうとする渥美は、金欠の危機をくぐり抜けながら、緻密な作戦、傾向と対策を練って賞金を獲得していく!!

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ザ・プライザーのレビュー一覧

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  • 不景気な世の中ですが、いつまで続くのでしょうか。若い人たちの就職に対しての意識も、安定を求めたものに変化しているそうです。『ザ・プライザー』は大学生の主人公である中郎(あたろう)が父の死をきっかけに、就職もアルバイトもやめて、懸賞などの賞金を稼いで暮らしていくという物語。一見、ギャンブルのようですが、中郎は「運の流れ」に頼るのではなく、賞を獲得するために惜しみない努力を費やします。「だったら、ちゃんと働けば」というツッコミが入りそうですが、読み進むうちになぜ中郎がザ・プライザーという賞金稼ぎの魅力に憑かれたかがわかるはずです。ちなみに、原作者の末田雄一郎はこの作品がデビュー作で、作品が出来上がる背景が巻末に載っていますので、こちらも合わせてお楽しみください。(2011.1.16)
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    投稿日:2011年01月25日
  • 「賞金だけで食っていく」というその発想が面白い。その賞金を得る方法も「お尋ね者を捕らえる」とか「命を張った一攫千金のゲームに勝利する」というようないかにも“マンガ的”なものではなく、懸賞だの仮装大会だのといった身近なもの。さらにはその賞金を得るための戦略も、よく練られているけれども何ともみみっちく、等身大の“賞金稼ぎ”である点が他の似たようなテーマの作品と一線を画すところです。“賞金”というのはなかなか得られない自分とは縁遠いものだと思いがちでしたが、これを読むと「やり方次第で自分もできるんじゃないか?」と思ってしまいました。まあ、多分無理なんですけどね…。
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    投稿日:2009年11月24日