書籍の詳細

真田幸村に忠誠を誓う忍者・猿飛佐助。家康によって九度山に配流された幸村が再び立ち上がるそのために、佐助は幸村の手足となる十勇士を探し出す旅に出る!誰よりも優れた身体能力を持つ佐助が諸国漫遊、猛者を集めに時速四十キロで駆け巡る!!

総合評価
4.0 レビュー総数:2件
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真田十勇士のレビュー一覧

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    真田十勇士
    岡村賢二『真田十勇士』の最終巻である第8巻をeBook Japanで購入して読んだ。
    この作品は笹沢佐保の原作であり、一時7巻までで止まっていて、もうこの先出ないのではないかと諦めていた作品だった。
    そもそも、この作品を購入したのは原作である小説版をもう何年前かもわからないほど昔に読んだことがあったからだった。そのときは途中までしか読んでおらず、続きが気になっていたのだが、思いもかけず漫画という形で復活していたのを知って、7巻まで一気買いをしてしまっていた。
    しかし、購入後に書籍版のほうも7巻までで止まっていることを知り、これはしまったとやや後悔していた。やはり大河ものは完結してから購入したほうがよいな、と反省したりもしていた。
    それが最近になって8巻が出版され、この巻で完結することを知り、即時購入したのだった。
    さて、内容のほうであるが、7巻目までですでに大阪冬の陣は終わっており、あとは滅びの美学を奏でるのみとなっていた。やはり最終巻の内容は夏の陣で幸村を初めとして十勇士たちが討ち死にしていく様を描写したものだった。ページの都合もあったのかもしれないが、佐助以外の十勇士たちの最後がややあっさりし過ぎていて物足りなかった。ほとんどが突撃による討ち死にで、実際はそうだったのかもしれないが、それぞれのキャラを立てた最期をもう少し演出してほしかった気もする。それは他の豊臣方の諸将についても同様で後藤又兵衛や木村重成らの最期ももう少し書き込んでほしかった。7巻までの内容が充実していただけに最期が駆け足になって残念に思う。
    それでも、十勇士たちが駆け巡る様が漫画として蘇り、思いもかけず数十年ぶりに味わうことができたことを嬉しく思う。
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    投稿日:2016年05月01日
  • 大正時代に立川文庫でその名が確立されて以来、真田十勇士の物語は普遍的な人気だ。立川文庫の原典に近いとされる笹沢佐保の小説を原作にしたこの『真田十勇士』は、大きなアレンジが効いていない分、猿飛佐助や霧隠才蔵など創作上の忍者たちの動きについついリアリティを感じてしまう。登場する武将をはじめ、関ヶ原の合戦から大坂冬・夏の陣までのストーリーの背景が、よく知られている史実通りだということもあって、馴染みやすい内容だ。関ヶ原の合戦以来、劣勢を強いられる豊臣方武将の真田幸村は、佐助に各地の勇士を集めるように命じた。その目的はひとつ、徳川家康を討つこと。集められた勇士たちが猛者ぞろいであることは必須条件なのだが、それぞれが家康に対しての恨みを背負っていることに、任務遂行の可能性の高さを読者に期待させる。果たして家康を討ち取る事ができるのかどうかは、作品をお楽しみください。関ヶ原の合戦が、幕末の遠因につながる事は知られていますが、この物語では、幸村もその種を蒔いていたようですので、そちらもご期待ください。
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    投稿日:2010年10月12日