書籍の詳細

変わらずそこにいてくれる。かけがえのない家族の風景。いつもいがみ合ってばかりの教授とその父・康則(やすのり)との心の邂逅を描く第236話「桜の杜の満開の下」ほか、全6篇収録。Y大経済学部教授、柳沢良則(やなぎさわ・よしのり)。道路は右端を歩き、横断歩道以外で道を渡らない。安くてうまい“さんま”のためなら、足を棒にしても歩きつづける。本書は、道路交通法を遵守し、自由経済の法則に忠実な学者の、克明で愉快な記録である。

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天才柳沢教授の生活のレビュー一覧

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  • 少女漫画家として活躍していた著者が青年誌で発表し、大ヒット作となったこの作品。はじめて読んだ時は、我が道を行く柳沢教授と、振り回される周囲の人々を描いたコメディ作品という読み方をしていました。今改めて読み返してみると、涙無しには読めませんw 夫婦や家族、人とのコミュニケーション、年をとること、人が死ぬこと、私たちの周りに常にある問題を、柳沢教授はいつもまっすぐに公平に見つめ、考えます。いくつになっても、興味を持って問題を考えること、学ぶことは素晴らしい、そして、人間は捨てたもんじゃない、と柳沢教授は読者に語り
    かけます。そしてこの作品の素晴らしいところは、それを声高に叫ぶのではなく、毎回短いエピソードでさらっと描いているところではないかと思います。
    • 参考になった 1
    投稿日:2010年05月07日