書籍の詳細

旨いものがあるところに呑兵衛あり。酒が大好きな呑兵衛は、酒と旨いつまみに目がない。そんな呑兵衛と妻・お富久の江戸庶民の生活を描いた、ラズウェル細木が贈る至極のカラーコミック&エッセイ!!「戦国食噺」や「江戸名所図会」など、江戸グルメ雑学も満載!!

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大江戸 酒道楽のレビュー一覧

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  • もうすぐ食欲の秋。夏バテで衰えた体力は、美味しい料理で回復したいですね。料理マンガの大家・ラズウェル細木が描いた『大江戸 酒道楽』は、江戸時代に庶民が食べていた料理をテーマとした異色作。酒を売り歩く大七とお富久(おふく)夫婦の日々の暮らしで口にする料理にスポットが当てられますが、お富久にとって厄介なことは、大七が大の呑み助であること。だけど、呑み助であるがゆえに、肴や料理に対して舌が肥えています。雪がシンと降る寒い夜に、鍋でやまくじらをぐつぐつぐつと煮て、おちょこ片手に「いやあ、こいつぁ堪えられねえや」…いやあ、読んでいる方もたまらなく一杯飲りたくなります。あっ、やまくじらって猪肉(ししにく)のことです。掘って、すぐでなければ味わえない筍(たけのこ)の刺身や江戸前の蝦蛄(しゃこ)等、他にも食欲を刺激する料理がたくさん登場します。江戸時代の市井の人が、いつもこういった料理を食べていたわけではないのでしょうが、ひょっとしたら現代よりも食文化は豊かだったのではないかと思ってしまうほど。カラー作品だから料理のリアリティも感じられます。秋の夜長に呑んで、じゃなかった読んでみてはいかがでしょう。(2011/9/20)
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    投稿日:2011年09月20日