【最新刊】六識転想アタラクシア

駕籠真太郎

太田出版

500円 (税別)

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六識転想アタラクシアの内容

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(3.0)

投稿日:2015年10月20日

心の救いと宗教とエレベーターの男 ネタバレあり

まず、若干ショッキングな、ありていにいえばグロいシーンがあります。
その点を踏まえた上で、女の子が可愛いなと思ったら是非オススメします。
人を選ぶため☆3ですが、個人的には☆5です。

人間の精神世界が可視化された電脳空間のような世界。
そこでの情報は、現実の人間の精神にも影響しあっており、その世界に入る事ができるのは一種の「悟り」を開いた人間のみ。
現実世界ではいくつもの新宗教が浸透していて、救いを求めて人々はそれらに縋っています。
さて、彼らの「救い」はそれで得られるのでしょうか。

いじめ、ストレス、生まれながらの障害。過去にあった出来事。
登場人物の陰には、人生の困難さがつきまとっています。
しかし、その中で「悟り」を開いた人間は屈折していながらも、善悪を超越してどこか突き抜けた痛快さを見せてくれます。

そんななか、作中では主人公がすむマンションのエレベーターにコートをきた男が背を向けて立っています。
表情こそ見えませんが、その背中はなんとなしにくたびれていて、いまにも自殺してしまいそうな悲壮感を印象付けています。
この男、ストーリーには全く関わりがありません。
しかし、本作の隠れた主人公であり、ひとつの象徴でもあると言ってもよいでしょう。

狭苦しいエレベーターの一室で、壁に向かってじっと立つ、かなしげな背中。
人生の困難さを思う時、エレベーターの男の事を考えずにはいられません。
本筋のストーリーと、登場人物と、エレベーターの男。この三つに注目して読んでみる事をオススメします。
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