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地球の先住民族、デーモン族の存在を知ってしまった不動明と飛鳥了はデーモン族の侵略に対抗するために、悪魔と合体しようとするが…

総合評価
5.0 レビュー総数:4件
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デビルマンのレビュー一覧

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  • 漫画史に燦然と輝く傑作。本作の連載中、同時並行で連載していた他の作品を次々に中止して『デビルマン』に集中しなければ描けない状態になっていたという。それまでのストーリー・ギャグとは異なり、ハードな物語と容赦のない描写が読者に衝撃を与えた。描いていた本人も「あれ? こんなセリフ本当に自分で書いたかな?」と思うこともしばしばあったようで、いかに作品にのめり込んで描かれていたかが窺える。ある意味、トランスした状態で描かれていたといっても過言ではない。個人的には終盤のハルマゲドンの描写が印象的で、いっさいのセリフを排して、ビジュアルイメージのみで、そこに描かれている物語を感じさせる表現には、漫画家としてではなく、表現者としての卓抜したセンスを感じる。
    • 参考になった 5
    投稿日:2016年12月16日
  • はじめてハマった漫画
    40数年前の作品であるが、スピーディーでスリリングな展開にぐいぐい引き込まれる。
    前半は著者が得意とする手に汗握るバイオレンスアクションで引き付け、後半は恐怖に駆られた人間の愚かしさと残酷さ、そしてそれによって引き起こされる悲劇が衝撃的である。
    ラストで明かされる真実と、何よりも一大叙事詩を彷彿とさせる伝説級のラストシーンは、今でも鮮明に思い出せる。
    この作品は、その後の漫画界(に止まらず、クリエイター全般に)多大な影響を与えた作品なので、まだ読んだ事の無い方には、ぜひ読んで頂きたい作品である。
    • 参考になった 7
    投稿日:2016年03月28日
  • ネタバレあり
    はじめてハマった漫画
    まだ近所に貸本屋が存在した小学生の時分。母親が漫画好きで短大時代から別冊マーガレットを購入し読んでいた関係で、私も自然と漫画を読むようになった。当時うちの家庭は父親が様々な商売を立ち上げたばかりだったのと、私を含め三人兄弟妹であったため経済的にはかなり厳しく当時数百円の月刊漫画雑誌を買えない月もあり、二泊三十円で借りることの出来る貸本屋で借りて読んでいたものだった。その貸本屋には現在ではプレミアムとなったような本も含めて色々な漫画が所狭しと並んでおり、その中に「デビルマン」も置かれてあったのだ。当時の永井豪を私は「けっこう仮面」や「ハレンチ学園」の漫画家、所謂あまりよろしくない内容の漫画を描く人としか認識しておらず、少女漫画から読み始めたせいもあって借りてまで読む人では無いと思っていた。しかし、当時のマガジンコミックス表紙を見て妙にざわつき心引かれるものを感じたせいで、小学生としては少なくない小遣いの何十円かを使って借りて読んだのだった。サバトにより取り込まれる悪魔の肉体、性格が豹変する主人公、悪魔に魅入られ悪魔化する人類、そして最愛の人は無残に(文字通り)引きちぎられていく。最後には神々という名の最強悪魔軍団が舞い降りるに至っては、まさかこんな展開で終わるとは夢にも思わぬ私に後頭部を釘付の金属バットで殴られたような衝撃を与えてくれた。元々小学生の割に脳内の一部がマセていて、こっそりとオーメンやサスペリアを観に行く程度のホラー好きだった私にとってこの作品はまさに福音であり、誰かが脳みそを直接舐め回してくれるような快感を与えてくれた。それから同漫画家作品を読み漁り少年青年漫画にも手を出して今の少々ひねくれた自意識へと至ったのであったがそれは作品の価値を少しも損ねまいと思っている。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年03月23日
  • 何度読み返したことか
    漫画史に名を残す傑作の一つで、機会があれば是非読んで欲しい作品です。
    この電子版はオリジナルのコミックスに近い内容で、後の愛蔵版での加筆シーンなどは収録されていません。
    中盤の中弛み、その後の唐突な急展開、そして明らかにページ不足を感じさせるラストなどについては、作者自身によって「激マン!」の中で語られていますが、その中でこの完成度は奇跡的です。
    アニメは別物、のイメージが強い本作ですが、実は原作版のOVAが2本作られていて、こちらも探してでも見る価値のある作品です。
    • 参考になった 8
    投稿日:2015年07月04日