書籍の詳細

1979年吉祥寺――僕は美術専門学校に通う傍ら、マンガ家・黄檗甚鑑先生の元でアシスタントのアルバイトをしていた…。そこで先生から聞いた、破天荒な妄想の数々!!鬼ヶ島に登場した巨大な門!そこにかかる表札は「都」!?そして出てきた怪物の名前は…「都コング」だ――!!

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黄檗先生妄想録のレビュー一覧

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  • 『黄檗先生妄想録』…ごついタイトルに反して、度が過ぎるほど中身はくだけています。作者の泉昌之は泉晴紀(作画)と久住昌之(原作)のコンビ名。ちょっと重苦しい劇画タッチとド派手なストーリーテリングのカップリングの珍妙さは、二人で出来上がる作品ならではなのでしょうか。マンガ家黄檗先生のストーリーテリングをアシスタントの青年主人公が、時にツッコミを入れながら面白がって聞き出すという内容。書名に「妄想」とあるように、壮大で奇妙で馬鹿馬鹿しくてヘンなお話ばかりですが、読み始めると止まらなくなってしまいます。だって、キングコングならぬ「都(みやこ)コング」(もちろん、都コンブのダジャレ)と奈良の大仏&大船観音の大バトルやジョン・レノンの再生計画なんてお話ばかりなんですから。そんな馬鹿な…と思いながらもついつい読みふけってしまうのは、展開とオチがまったく予測できないから。そして、黄檗先生が大真面目な顔で「妄想」を語り、アシスタントが絶妙なタイミングで茶化すから。なんだかんだ言って、作者の術中にはめられているのかもしれませんね。(2010.3.24)
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    投稿日:2011年03月29日