書籍の詳細

宝島の地図をたよりに、ピート少年は冒険の海へとびだす……。戦後マンガにエポックを画し、著者のデビューを彗星の如く輝かせた幻の名作、40年後の今日、鮮烈に蘇る!!他に貴重な資料「ぼくのデビュー日記」も収録。

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新宝島のレビュー一覧

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  • コマの運びが“これはおもしろい”と思いました
    私は、私なんかの年ではめずらしいくらい弁士付の無声映画を観てる。映像が好きだったんだよ。映画監督になりたかった。でも、当時、監督、助監督は大卒でないとなれない職業。「中学出たら、すぐに床屋になって働け」と引導を渡されてた私は、もう映画の世界に入れないのはわかってた。私ほどの映画マニアを見過ごした映画界は「大いなる損失をした」と思うで(笑)。そんなとき『新宝島』を見て、紙で映画が作れると思った。特にコマの運び。“これだったら動いているように見せられる”“こういうコマ運びにしたら、映画のような見せ方ができる”とものすごく興味を持った。それで凝りだした。それまでのマンガは『のらくろ』みたいな、まるで舞台を観てるような描き方だった。映画的な手法で描かれた『新宝島』は、まさに私のこの世界への出発点だと思いますね。
    投稿日:2013年07月16日