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劇画原作の第一人者で、数々の大ヒット作を世に生み出した梶原一騎の引退作にして絶筆作品。この作品の連載中に巨星が堕ち完結を見なかったことは非常に惜しまれるが、『巨人の星』や『あしたのジョー』などと並ぶ代表作であることは間違いない。「これが劇画原作者・梶原一騎としての最後の作品になる。題して――一騎人生劇場・男の星座。さよう、完全なる自伝である。(中略)愛する読者諸兄よ、梶原一騎とのゴージャスなる「最後の晩餐」に堪能せよ!」(本文「さらば友よ」より)。

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  • 冒頭に「この自伝作品を最後に引退する」という梶原一騎本人のコメントが掲げられているのですが、実際には梶原の死去により未完のままとなってしまった作品です。しかし、「これで引退と決めたからこそ描くことができた」というだけあって、その内容は梶原自身が恥も外聞もなく自分の歴史を曝け出したもの。これは本当に真実だろうか?と疑いたくなるほど濃いエピソードの数々に、後の『あしたのジョー』や『巨人の星』へと繋がる考え方や心情が見え隠れします。また、何よりも大きいのが力道山や大山倍達といった昭和の格闘技スターたちとの交流。自伝でありながら、昭和の格闘技史ともいえる内容で、これが未完に終わってしまったことが本当に悔やまれます。もし梶原がもう少し生きていたらどうなっていただろうか、そんなことを考えてしまう作品です。
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    投稿日:2009年07月21日