書籍の詳細

日本人なら誰もが心惹かれる古都・鎌倉。この作品集では、長年にわたって取材を続けた作者の濃やかなカメラアイが、今までに見たことのない独特の鎌倉の表情を見せてくれます。四季さまざまな花に彩られる古刹の数々、もののふたちの鎮魂に務めているかのような石仏、稲村ヶ崎の海…収められた美しい映像は、鎌倉が歴史の地であるだけでなく、豊かな自然の宝庫であることに気付かせてくれるでしょう。/写真収録98点

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鎌倉巡礼のレビュー一覧

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  • 「静寂」という言葉がこれほどぴったりくる本はないのではないか。書名のとおり、古都・鎌倉の姿をあますところなく切り取っている写真集ですが、ここに写し出された鎌倉はあくまでも静かだ。静寂の中にある。表紙を含めて98枚の写真で、人の姿が写っているのは1枚だけ。鶴岡八幡宮の石段をのぼる巫女さんの後ろ姿ですが、それさえも物静かな風景の中に溶け込んでしまったかのようです。正月の賑わいもなければ、夏の湘南に遊ぶ若者もでてきません。三方を山に囲まれ、正面を海に臨む、4、5キロ四方ほどの町のそこかしこに残る古刹の佇まいに見ほれ、人知れず咲く野の花にやさしい視線を向けてきた写真家がいて初めて目にすることができる「鎌倉」が、ここにあります。(2009/10/9)
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    投稿日:2009年10月09日