書籍の詳細

富士山麓の美しい街・S県横走市──。駐屯している自衛隊員が吐血し昏倒。同じ症状の患者が相次いで死亡した。病院には患者が詰めかけ、抗生剤は不足、病因はわからないまま事態は悪化の一途をたどる。それが、内科医・玉木涼穂が彷徨うことになる「煉獄」の入り口だった。生活感溢れる緻密な描写が絶望を増幅する。医療サスペンスの新星が描くアウトブレイク前夜!!

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リウーを待ちながらのレビュー一覧

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  • 数年前、世界を震撼させたエボラ出血熱。「パンデミック(世界流行)」「アウトブレイク(爆発的感染)」といった言葉とともに、強く印象に残っている方も多いのではないでしょうか。近年、日本ではそうした疫病の大流行はありませんが、もしそういうことが起きたらどうなるのか?本作では架空のある市を舞台に致死性の高い伝染病と闘う医師の姿が描かれます。凄まじいペースで増える感染者、そして死人。封鎖される都市と、そこから脱出する人々。SNSが発達した現代において、その都市に住む人々がどのように見られ、どういった扱いを受けるのか。フィクションではあるものの、ある意味いつ現実に起こってもおかしくないストーリーには引き込まれてしまいます。ちなみにタイトルにある「リウー」とは、フランスの作家・カミュによる『ペスト』という小説の主人公。このタイトルセンスも素敵だなと思います。
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    投稿日:2018年04月06日