書籍の詳細

ある日少年は強く思う…。世の中は銭でまわっていると…。貧しい生い立ちであるが故に手段を選ばず金を得ることに執念を燃やす蒲郡風太郎。貧しさ故、病身の母を救うことが出来ず、家族を捨てた父を憎む、彼の生き様を、ジョージ秋山が鋭く描いた衝撃の傑作!!

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銭ゲバのレビュー一覧

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  • 愛よりも金、といいながらその金で美しいものを追い求め、一方では美しい行為でもいともたやすく金でねじ曲げるといった、二元論では説明できない人間のあさましさを漫画にした…、哲学的な作品といえばいいでしょうか。主人公の蒲郡風太郎は極貧の少年時代を過ごしたために、金に執着し、時に人を欺き、殺人に手を染める。目的のためには手段を選ばず成り上がり、やがて地位も名誉も欲しいものは何でも手に入れてしまう。しかし唯一手に入らなかったもの。それは人の心…などという陳腐な結論にならない。さすが問題作といわれるだけのことはあります。ただ言いたいことはすでにストーリーの端々に露見しているのですね。金への執着や人への愛情など人間の行為すべては欲望の産物なのだから、結局、本質はみんな同じ。そんなことをずーっと投げかけられているような感じで、読み終わってもちっともすっきりとしません。なので、気持ちがハッピーなときに読むことをお薦めしたいと思います。。。
    • 参考になった 1
    投稿日:2010年05月14日
  • 「金とは何か!?」「どうして自分は生まれてきたのか!?」と自らに問いながらも、金を得るために悪行を続ける“銭ゲバ”こと蒲郡風太郎の物語。
    人間の善悪や幸福の意味を問う傑作です。描かれたのは今から40年前で、若い方にはあまり知られていない作品だろうと思います。このような名作がイーブックジャパンにはたくさんありますので、スタッフのおすすめをぜひ漫画選びのご参考にどうぞ!
    • 参考になった 0
    投稿日:2010年04月06日