書籍の詳細

「これは革命だ」──尽くす手がないと言われた末期がん。そのがん細胞が小さくなるだけではなく、一部の患者ではがん細胞が消滅する結果が出た。その新薬は、小野薬品工業とBMSによる免疫薬「オプジーボ」。14年9月に悪性黒色腫の治療薬として製造販売承認を受け、その対象範囲を徐々に広げている。肺がん、腎細胞がん、血液がん(ホジキンリンパ腫)での適用が認められ、さらに胃がんや食道がん、肝細胞がんなどへの適用拡大も予定。まさに「がん治療の最終兵器」として注目されている。本書はそのオプジーボを軸に、がん治療の最前線に迫るルポルタージュ。誰にでも効果があるのか。重篤な副作用を招く危険性がある、というのは本当か。他の治療法と併用して平気なのか。薬価(公定価格)はなぜ引き下げられたのか。これからどんな類似薬が登場するのか。医療現場の専門家や製薬メーカー、実際に体験した患者の声などを集めて多面的に解説。日経の専門記者が、もっとも知りたい疑問に答える!

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免疫革命 がんが消える日のレビュー一覧

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  • 日本人の死亡原因第1位は、1981年から変わらず「がん」である。そのがんの特効薬、末期がんにさえ劇的な効果があるとして医療界に多大なインパクトを与えた新薬が、日本の小野薬品工業が米製薬大手のブリストル・マイヤーズスクイブと共同開発した「オプジーボ」だ。2014年9月に販売開始。昨年春にはその薬価の高さが問題となり、公的医療保険財政への影響を危惧した政府の方針により2017年2月から半額に引き下げられたことも話題になった。本書では、オプジーボをめぐるこれまでの経緯と現状、薬効のメカニズム、課題と今後の可能性などを、関係者への取材などをもとにリポートしている。オプジーボについては、日本経済新聞社が東京と大阪から医療担当の専門記者を集結させてプロジェクトチームを立ち上げ、2015年末から取材を始めている。本書は、その結果をまとめた日経産業新聞の長期連載「免疫革命?がんは消えるか」を軸に再構成したものである。
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    投稿日:2017年06月13日