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  •  1枚の写真が事の本質を100の言葉よりも鮮やかに射貫くことがあります。
    『週刊文春 2月23日号』(文藝春秋、2017年2月20日配信)巻頭モノクログラビアの1枚――この1ページだけで1冊買う価値がある“スクープ企画”だ。とにかく面白いのだ。
     至近の距離で、お互いの両手をひとつに重ね合わせて見つめ合う二人。穏やかな笑みを浮かべた二人の横顔のわずかな隙間に――「君といつまでも」の7文字。
     写っているのは、恋をする二人ではない、アメリカのトランプ大統領とわれらが安倍晋三総理です。2月11日の日米首脳会談直前の一コマに添えられた短い文章は〈「僕は死ぬまで君を離さないぞ。いいだろう」というささやきがが聞こえてきそうなほど近い距離で手を取り見つめあう・・・〉と、加山雄三の懐かしのヒットソング中のセリフで始まりますが、日米の状況、二人の首脳の心象風景を見事に切り取ったベストショットを見いだし、秀逸なネームをつけて読者をうならせるページに仕上げて見せた編集センス。これが.“文春らしさ”だと思います。

     同じ2月20日に配信された『週刊ポスト 2017年3月3日号』(小学館)も、首脳会談直前のツーショット写真を記事にしています。タイトルは〈安倍とトランプ「見つめ合う蜜月[ハネムーン]〉。〈世界中から「気持ち悪い」と軽蔑された〉と大きな文字が躍り、〈米タイム「媚びへつらい」〉など、「満額回答」と持ち上げた日本の大新聞とは180度ちがう海外有力メディアの冷ややかな報道を紹介。日本国内の報道だけでは分からない「世界の中の日本」を伝えていて、面白く読みました。ただ、ちょっと残念だったのは、肝心のツーショット写真です。タイトルで〈見つめ合う蜜月〉といっているのに、掲載されている写真ではトランプ大統領と安倍首相、微妙に見つめ合っていません。文春のグラビア写真では両手をしっかり重ね合わせていますが、ポストでは安倍首相の左手はトランプ大統領の右肩下に回され、二人の視線もずれて見えます。文春の写真はロイター/アフロから提供されたもので、ポストも使おうと思えば入手可能なはずですが、前週の木曜日発売の文春(紙)を見て、あえてベストショットではなく、一連の写真の中から次善の1枚を採用したのかもしれません。しかし、写真の力を考えるとやはり残念な写真選びでした。

     総合週刊誌は月曜発売の週刊現代、週刊ポスト、木曜発売の週刊新潮、週刊文春の出版社系4誌を軸に動いています。私がポストの編集者の頃は月曜組が優勢で、ここ最近は木曜組、とりわけ文春の天下が続いています。この4誌のうち新潮はまだ電子版未配信なのが残念ですが、昨年から配信が始まったポストを追いかけるように週刊文春が1月から、週刊現代が5月から配信を開始しました。文春の場合、木曜日発売の雑誌を週明けの月曜日に配信するというスケジュールですが、ポスト、現代の2誌はともに紙と同日の月曜発売ですから、ちょうど毎週月曜日に文春、ポスト、現代が揃って配信されるという形になっています。
     今回紹介した文春の2月23日号、前掲のトランプ大統領と安倍総理のツーショットグラビア写真のほか、トップ記事の石原慎太郎元都知事の「血税豪遊」全記録6ページも面白い。豊洲問題で百条委員会の証人喚問が注目される石原元都知事の、公金の使いっぷりがとにかくすごい。一目瞭然の一覧表に唖然、呆然、言葉を失います。たとえばドイツ・ポーランドで行われた世界陸上(2009年8月13日~24日、12名参加)で費やされたのが4811万円。また、〈夫人とグランドキャニオン同伴出張〉では約2135万円というとてつもない金額だ。〈アメリカの国立公園へ典子夫人や特別秘書らと出張。夜はリッツ・カールトンホテルのスイートルームに宿泊〉がその内容。さすが、石原さん、舛添さんとは桁違いです。舛添さんがかわいらしく見えてきます。
     同号ではさらに、出家引退の清水富美加も〈「父の会社倒産」と「違約金」〉の4ページ。“文春砲”健在です。

     電子版でも「ヘア・ヌード」を頑張っている古巣のポストからもひとつだけ紹介しておきます。〈渦中の“安倍晋三記念小学校”総裁に直撃60分「安倍夫妻と日本会議と私の関係」〉の見開き2ページの3月3日号の記事。大阪の学校法人、森友学園に対して「国有地を10分の1で格安払い下げ」の問題で、国会でも取り上げられ、答弁に立った安倍総理は「自分や妻がもし関与していたとしたら、総理も議員も辞職しますよ」と大見得を切った。その核心人物を直撃して安倍夫妻との関係を問いただしています。真相に届いたとはいえませんが、記者に見せてくれた総裁の携帯には、〈「安倍晋三」と携帯番号があった〉そうです。追撃続報が楽しみです。

     とまれ、毎週月曜日――しのぎを削る総合週刊誌のライバル同士、週刊文春、週刊ポスト、週刊現代の新着が楽しみになってきた。(2017/2/24、2017/7/7改訂)
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    投稿日:2017年02月24日