書籍の詳細

“好きになってはいけない相手を愛してしまった”天真爛漫な義弟×劣情に溺れる兄―― 性的虐待を受けていた沿を引き取った要の家族。2人は本当の兄弟のように仲睦まじく、大切に育てられた。辛い過去を抱える沿のため、頼れる兄になろうと努力してきた要。しかし、思春期を迎えた頃から要は沿に対して欲情するようになる。はじけそうになる願望をもてあました要は、そのはけ口として教師・大場と肉体関係を結ぶようになる……。

総合評価
4.5 レビュー総数:2件
評価内訳

はれもの水風船のレビュー一覧

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    ネタバレあり
    愛おしいものがたり
    主人公たちが子どもの視野の狭さ、我慢のできなさなどを抱えつつも、素直でひたむきに好き合っていて、その姿がとても愛らしい。幼さのなかでの一生懸命さが心を打つ。(高校生の主人公だが、幼い頃に出会っているので幼い頃の思い出などもたくさん出てくる。)
    気持ちが小さい頃から変わらないまま素直に成長してきてるので、より子どもらしい高校生になっている。
    独創性があるお話ではないのだけど、描き方が丁寧だったり映画的に美しい部分があったりするところを魅力的に思う。
    この作家さんの他の作品には、個性的で特殊な設定に面白さがあると感じていた。この作品はそれらに比べると、特殊すぎない設定で、歪んでない主人公たちを描いているので、また違った魅力があると感じる。
    なお、かわらずエロい。
    子どもたちがメインのストーリーだが、先生が恋に落ちるシーンがふと差し込まれていて、そこも個人的に好きだ。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年01月04日
  • 口づけは心。
    ある事情により、幼い頃に沿は要の弟として引き取られる。仲睦まじく過ごすうち要の沿に対する親愛は愛情に変わる。自分を律しようと過ごす日々のなかで要の膨らみ続ける欲望が染みだし、数学教師の大場に知られてしまう。欲望を鎮めようと要は大場と繋がるが、心までは繋がれず、膨らみ続ける。心と身体が別物のようになってもナニも解消されない。…テーマとしてはBLでなくとも成立しそうだが、この作家さんの手にかかると立派なBL作品になる。たぶん絵が、そうさせる。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年01月03日