蟷螂の檻 (2)

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――どうしても欲しかったので―― 昭和の華・當間一族。父の遺言により、妾腹の兄・蘭蔵が遺産を継ぎ、育郎はその権利を失った。表向きの当主として育郎は一族の娘・さち子を娶るが、半年が過ぎても夫婦の営みは始まらず、心は典彦の快楽に依存したままだった。そしてある日、育郎は運命を迎える。父との辛い記憶が残る離れで泣き伏した育郎は、典彦と最後の一線を越えてしまう。結婚し妻も家も守らなくてはならない…。しかし、もはや育郎の心も体も典彦を体の奥まで迎え入れることを求めていた――

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――どうしても欲しかったので―― 昭和の華・當間一族。父の遺言により、妾腹の兄・蘭蔵が遺産を継ぎ、育郎はその権利を失った。表向きの当主として育郎は一族の娘・さち子を娶るが、半年が過ぎても夫婦の営みは始まらず、心は典彦の快楽に依存したままだった。そしてある日、育郎は運命を迎える。父との辛い記憶が残る離れで泣き伏した育郎は、典彦と最後の一線を越えてしまう。結婚し妻も家も守らなくてはならない…。しかし、もはや育郎の心も体も典彦を体の奥まで迎え入れることを求めていた――

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書籍の詳細

ユーザーのレビュー

(5.0)

投稿日:2016年12月12日

時は昭和、戦後の混乱が落ち着いてきた頃の名家である當間家を舞台にした、陰鬱とした話。妾腹の息子、幼子のように病んでいる蘭蔵に入れ揚げる当主。無視され続ける正妻と、一人息子の育郎。何食わぬ顔で支える使用人の典彦。何処にも安心と安定の無い関係が描かれている。暴力と操られている成長と予期せぬ事態。この作家さんの3Pモノを読んだときにもその絵柄とストーリーにワクワクしたが、この作品の方が、更に絵とストーリーの陰鬱さが合致していて面白い。期待して続きを待てる作品。
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