書籍の詳細

映画館でバイトとして働く、元AV男優の澄川螢、35歳、フリーター。澄んだ川に蛍だなんてうすら寒い冗談の様な名前に、“綺麗”なんて言葉とは相容れない至極どうしようもなく堕ちた人生。毎週日曜日のレイトショー、螢の働く映画館にやって来ては螢のことを「ほたるさん」と呼びやたらと懐いてくる一回りも年下の男・岡崎準太に“綺麗”だの“一目惚れ”だのと言われつい口を衝いて出た言葉……。「僕ね、今の映画館でバイトする前はゲイビに出てたの バリネコでハードなやつ」綺麗だなんて 何も知らないくせに 馬鹿馬鹿しい――。★単行本カバー下イラスト収録★ 【電子限定で描き下ろしの4ページ漫画が収録されています。】

総合評価
4.0 レビュー総数:1件
評価内訳
  • 0件
  • 0件
  • 0件
  • 0件

はきだめと鶴【電子限定特典付き】のレビュー一覧

絞込み条件
  • レビュアー絞込み
表示形式
  • 表示件数
  • 表示順
  • ほの暗い、重い、切ない、でも
    気になっていた作品が電子化されたので、購入しました。
    暗い過去を持つ主人公螢35歳(受)と彼に恋をするひと回り年下の岡崎くん(攻)。
    暗い過去故に新しい恋に進めないというありがちなテーマかと思いきや、これまでに読んだ作品とひと味違うのは、螢が自分の選択に後悔せず、投げやりになっていないところ(かといってポジティブ熱血ってわけじゃない)。それから、安易に新しい恋(というか岡崎)に、螢を救わせない。
    螢自ら何とか光を見い出して生きていこうとする様が、落ち着いたトーンで描かれていて、良かった。
    岡崎との恋の展開は、エンディングに向かうにつれ、暗闇の中だから少し明るく見えるのだけど…、何だかまだ切なさをまとっている感じ。もう少し経過を見たかったなと思うところもあり。
    全体的に、ネガティブじゃないのに暗いって感じです。
    エロもありますが、エロメインじゃない。
    ストーリー重視の作品。
    1冊まるまる表題作。
    他の作品も読みたくなりました。
    • 参考になった 4
    投稿日:2016年11月14日