書籍の詳細

『聲の形』の全てがわかる、ファン必読の公式完全本! 作者・大今良時自身が細部に渡り完全解説。20時間を超えるインタビューから紡ぎ出された、本邦初公開の新事実が満載!!

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聲の形 公式ファンブックのレビュー一覧

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  • いまさら感があるかもしないが、個人的に驚いたのが、全7巻の物語の前に、同じテーマ、同じキャラクター設定で描かれた2作品があることを知ったこと。本書(ファンブック)にその2作が収録されていますが、全7巻の連載版を読んだときの「このクオリティ、内容で週刊連載?」と感じたことへの答えがあるような気がした。作者はロングインタビューで「『いじめ』や『聴覚障害』を主題にしたつもりはなく『人と人が互いに気持ちを伝えることの難しさ』を描こうとしたという。コミュニケーションそのものを描くことが主で、それを構成する要素として硝子の耳が聞こえないことや、コミュニケーションがとれないことから、結果としていじめにつながったと。描いていて辛くなかったのだろうか、と個人的に感じていたが、この作品を描くことで、作者が過去の自分を許し、贖罪を行っていたのかもしれない。そう考えると、劇中、将也が「……ああ……だめだ………まだ………足りてない」と繰り返す場面が別な意味を持ってくるように思う。演出面でも印象的に挿入される鯉や、同ポジションを意図したカット割り、繰り返される台詞など、練り込まれた作品を読む心地よさをぜひ一度感じてほしい。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年02月10日