【割引版】桃月庵白酒と落語十三夜

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男は強くなければ生きてゆけない。やさしくなければ生きて行く資格はない。加えて粋で乙でなければならない。その上モテれば言うことない。それには――やっぱり落語でしょう!桃月庵白酒が語る「落語の骨頂」!

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男は強くなければ生きてゆけない。やさしくなければ生きて行く資格はない。加えて粋で乙でなければならない。その上モテれば言うことない。それには――やっぱり落語でしょう!桃月庵白酒が語る「落語の骨頂」!

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書店員のレビュー

落語協会所属の落語家5人が真打に昇進し、東京・上野にある鈴本演芸場の3月下席興行(3月21日~)より、真打披露興行が行われます。そこで今回は、落語の本をご紹介します。

寄席に行ったことがない人でも、長寿TV番組『笑点』は観たことがあるという人は多いでしょう。現在は、桂歌丸から引き継いだ春風亭昇太が大喜利の司会を努め、林家木久扇、三遊亭好楽、三遊亭小遊三、三遊亭円楽、林家たい平、林家三平が回答者として出演しています。林家、三遊亭といった落語家の苗字を「亭号」といいますが、ほかにも、柳屋、古今亭といった亭号が有名です。

さて、本書の著者の一人、桃月庵白酒さんの亭号は「桃月庵」です。なお、師匠の名前は五街道雲助、弟弟子は隅田川馬石と蜃気楼龍玉。「五街道」「桃月庵」「隅田川」「蜃気楼」という亭号は、今やこの一門でしかお目にかかれない珍しいものです。埋もれていた名跡を、自らの力で大きくして蘇らせようということでしょう。

桃月庵白酒さんは、1968年生まれの九州男児。真打昇進直前の2005年、将来性のある若手落語家に贈られる林家彦六賞を受賞し、2011年には国立演芸場花形演芸大賞を受賞。人気、実力ともにトップクラスの落語家です。本書の表紙に本人の顔写真が載っていますが、この丸顔と愛嬌のある表情はずるいなーと思いながら、噺を聴くたびに笑わされてしまいます。

本書は、落語を愛してやまない書評家の杉江松恋さんが、その魅力を伝えたいと考え、「おもしろい人が自分がやる噺の演じ方や、この芸能についての思いを語るのが、もしかすると落語の魅力を伝える一番の近道なんじゃないのか」(前書きより)ということで、売れっ子落語家の桃月庵白酒さんに白羽の矢を立て、インタビューしたのをまとめた本です。

「芝浜」「目黒のさんま」など13の演目について、白酒さんが噺についての知識や、演じるときに心がけていることなどを語ります。また、そこから脱線した白酒さん自身のことや、下世話な話なども収録されていて面白い。落語を超えた「芸術」「表現」についても考えを深めることができます。落語を聴いたことがない人でも、演目の概要が書かれているので安心。落語好きにとっても「へぇー!」という内容が満載。つまり、誰が読んでも楽しめるので、ぜひ読んでみてください!
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