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「言葉を使って政治を行う」のではない。むしろ、政治家の言葉・発言は、政治のいとなみそのものなのだ。しかもそれは、「真か偽か」の二値論理では測りきれない、嘘とまことのあわいで、微妙にずれ、あるいはねじれ、ぼかしとかわしのテクニックの応酬が展開される、高度かつ複雑怪奇な言葉の世界なのだ。角栄から小泉まで、現代政治家の発言を検証、日本政治の特質を鮮やかに浮かび上がらせる!

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政治家の日本語 ずらす・ぼかす・かわすのレビュー一覧

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  • 戦後初めての政権選択を控えて「政治家」をなによって見極めるのか。言葉がその筆頭にあることは疑いないでしょう。漢字を読めない、意味を取り違えての発言を繰り返す首相もいましたが、それでもやはり政治家は言葉をあやつるプロだと、筆者は指摘しています。副題に「ずらす・ぼかす・かわす」とありますが、政治家の言葉を題材に「政治」と「言葉」の不即不離の関係をじっくり考察した、この夏の政治決戦前に読んでおきたい本の一つです。一例をあげれば、戦後政治史上、最大の事件であった60年安保の時代。刺殺された浅沼社会党委員長を追悼する池田勇人首相の国会演説は政治家が言葉をもってメッセージを国民に発していたことを示しています。その時に次ぐ政治決戦を迎えている、この夏、はたして後に語り継がれる「言葉」はでてくるのでしょうか。(2009/8/21)
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    投稿日:2009年08月21日