症例 腹膜癌腫症で発見された男性乳癌の1例

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【この商品は紙の出版物を、記事単位・論文単位に分割して、電子書籍として配信しています。】男性乳癌の腹膜癌腫症は国内で過去に報告がなく,非常にまれな病態である.われわれは腹膜癌腫症で発見された男性乳癌の1例を経験したので報告する.症例は64歳男性.下腹部不快感を主訴に消化器内科を紹介受診.腹水貯留を指摘され,腹水細胞診でClass V,CTで3cmの左乳腺腫瘍を認め,当科紹介となった.PET-CTでは左乳頭下,左腋窩リンパ節,骨,大網に集積あり.針生検検査で浸潤性乳管癌(ホルモン受容体陽性,Her2蛋白陰性)であった.また上部内視鏡検査で胃に病変を認め,生検で腺癌の診断が得られ,免疫組織学的検査にてホルモン受容体陽性,GCDFP15・mammaglobin陽性であり,乳癌の転移巣と判断された.病期IV[T2N1M1(骨,腹膜)]の乳癌の診断のもと,wPTX+BEV(paclitaxel 90mg/m2+bevacizumab 10mg/m2)療法を開始した.

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