症例 急激な転帰を辿った基質産生癌成分を含む乳癌の1例

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【この商品は紙の出版物を、記事単位・論文単位に分割して、電子書籍として配信しています。】症例は34歳女性.左乳房腫瘤を自覚して受診し,左炎症性乳癌,腋窩リンパ節転移(浸潤性乳管癌/Triple Negative ,T4dN1M0 cStage IIIB)と診断された.術前化学療法を施行後,左乳房切除+腋窩リンパ節郭清を施行.病理診断結果は,一部に基質産生癌の混在を認める浸潤性乳管癌であった.組織学的治療効果はGrade1bで,T3N2aM0 pStage IIIAの結果であった.術後にカペシタビン内服と所属リンパ節および胸壁へ放射線照射を施行.照射中手術創に局所再発と腋窩・鎖骨上リンパ節再発をきたした.局所再発巣の生検では,手術検体と同様の基質産生癌の組織像が認められた.治療を変更するも多臓器転移をきたし,術後9カ月で永眠された.

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