【体うっ血の評価】 腎ドプラ法を用いたうっ血性心不全における腎実質内血行動態評価

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【この商品は紙の出版物を、記事単位・論文単位に分割して、電子書籍として配信しています。】慢性心不全における心臓と腎臓との連関(心腎連関)は重要な病態であり、中心静脈圧の上昇によって生じる腎臓のうっ血が腎機能を悪化させる一因である。われわれは、慢性心不全における腎うっ血の病態評価を目的に、腎臓内超音波ドプラ法で腎臓内動静脈血流について検討した。腎内葉間動脈におけるドプラ波形からresistance index(RI)を求めると、RIが0.7以上に上昇した群では腎機能が低下し、RIと推算糸球体濾過量(eGFR)の間には負の相関が認められた。また、平均右房圧とRIの間には有意な正の相関が認められた。腎内ドプラ静脈波形では、正常者は連続性パターンを呈した。一方、心疾患では単相または二相に途絶した非連続性パターンを認め、連続性群と非連続性群を比較したところ平均右房圧が非連続性群で有意に高値を示した。このようなドプラ所見の変化は、右心系のうっ血によって腎内血行動態が悪化し、腎うっ血が生じていることを示唆すると考えられる。

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