書籍の詳細

北陸の勝野市、田園地帯の集落で火葬場から老夫婦の焼死体が見つかる。警察は老老介護の末の心中と結論付ける。事件から半年後、東京で週刊誌記者をしている伊能は取材ため勝野市を訪れる。近隣住民の口は重く難航する取材のなか伊能は、地域の雑貨屋の駐車場に残る濃いタイヤ痕、焼死した夫婦が事件の半年前に車を買い替えたこと、挙動不審な小学生という三つの『不自然』に気付く。それは事件の深淵へ至る第一歩であった。

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  • この作品は社会問題となっている「老老介護」をテーマにしているわけではないと私は思いました。それよりも人間が「どのように死ぬか」ということを考えさせてくれる作品だと思います。
    ある集落の火葬場で「老夫婦の焼死体」が発見されるところから物語は始まるのですが、事件は「心中」で片づけられます。しかしある週刊誌記者がいろいろな不自然さに気が付いていって…というような展開をみせます。
    どのように死ぬかはどのように生きるかにつながっていると思います。ある意味すごい死に方だな、と私は感動しました。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年12月16日