書籍の詳細

人間を襲うよう調教されたカラスの群れ。気鋭の動物行動学者・美紀と刑事・松岡はそれを食い止めようとするが、群れはやがて大学キャンパスを襲いはじめる。人食いカラスの襲撃に、人間のなす術はあるのか。※本書は電子文芸誌「GEN‐SAKU!」で二〇一一年四~一〇月に連載された「レイブン─漆黒の悪魔─」を大幅に改稿し、改題したものが底本です。

総合評価
5.0 レビュー総数:1件
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死の鳥のレビュー一覧

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  • カラスによる大量殺戮ーーそこには絶望しかない
    『火の獣』と並び、アニマルハザード・ホラーを書かせたら白土勉氏の右に出る者はないのではと唸ってしまった作品です。
    殺人術を仕込まれたカラスが徒党を組んで人間を襲い始める話ですが、東京があっという間に壊滅するのではないか?という勢いで血なまぐさい大量殺戮が行われていきます。しかも鳥なので殺し方・・・いや、「食べ方」の描写がまた吐きそうなほどエグい。眼球を一瞬でつまみ出したり、くちばしで肉という肉を執拗につついたり・・・。そして知能犯でもある。
    これほど「絶望」が次から次へと読む者を襲うサスペンスもそうそうないでしょう。凄いです。
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    投稿日:2017年02月22日