書籍の詳細

人類の夢…テクノロジーの結晶・ヒューマノイド。人さながらに「病」を抱える彼らには、人とは違う「治療」の選択肢があった…。悩めるAIたちに寄り添う新医者・須堂の物語、開幕! 近未来系ヒューマノイドSF医療物語!

総合評価
4.5 レビュー総数:2件
評価内訳

AIの遺電子のレビュー一覧

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  • 一話完結のオムニバスだが、どこか考えさせられる話が多い
    近未来の人間とヒューマノイド、産業ロボット、AI等様々なテクノロジーがごく身近に生活の一部となっている世界での医師の日常を描いたオムニバスストーリーです。この作品の面白い所はきちんと各話一話完結にしながらも、単なるハッピーエンド・バッドエンドというまとめ方ではなく、幸せの在り方についてどこか考えさせられる話が多い所です。
    一話完結なので世界観などを覚えてしまえば基本的にどこからでも読むことができますが、序盤の設定が終盤に再登場したり、話の合間にごく稀に主人公の生い立ちに関する話が挟まれることがあります。最終巻付近まではさほど描かれていないので気にすることはありませんが、最終巻の後半はほぼ主人公に関する話な上、肝心な部分は新連載中の続編に続く形で終わります。
    ストーリー自体はきちんと区切りをつけて完結してはいますが、続きが気になる終わり方ではあるのでそういう部分が気になる方は要注意です。
    • 参考になった 1
    投稿日:2018年03月18日
  • 凄い漫画が出てきたもんだ
    生命倫理、技術倫理などをロボットなどのメタファーを通して描く近未来SF漫画ですが
    全て1話完結となっており、どこからでも読める構成となっております。
    一応設定的には人間だけどロボットみたいに感情が薄そうな須藤医師が、裏では非合法なロボットのお医者さんもやっていて、様々な問題に関わっていくのですが
    シビアな問題に恐れず切り込みながらも、重要な判断は読者の手にゆだねるような絶妙なバランス感覚が素晴らしく、読後感がとても心地いいです。
    世界観も人間型ロボットやスマートフォン(のようなデバイス)を脳内に埋め込むような描写があったかと思うと
    車が行き先を訊ねてきて、自分で運転すると応えると「車両保険の適用外となります」等と言う返しが有ったりと、ワクワクするような未来感を感じさせる描写に溢れています。
    これ程の漫画が週刊連載されているという事実に驚嘆です、是非読んでみてください、心を揺さぶる素晴らしい読書体験を保証します。
    • 参考になった 13
    投稿日:2016年04月08日