書籍の詳細

「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ」その辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級(序列三位)にまで上り詰めた稀有な存在がいるという……。冒険者になって、はじめて組んだパーティがピンチとなった女神官。それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だった。彼は手段を選ばず、手間を惜しまずゴブリンだけを退治していく。そんな彼に振り回される女神官、感謝する受付嬢、彼を待つ幼馴染の牛飼娘。そんな中、彼の噂を聞き、森人(エルフ)の少女が依頼に現れた――。圧倒的人気のWeb作品が、ついに書籍化! 蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー、開幕!※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

総合評価
4.0 レビュー総数:1件
評価内訳
  • 0件
  • 0件
  • 0件
  • 0件

「ゴブリンスレイヤー」シリーズのレビュー一覧

絞込み条件
  • レビュアー絞込み
表示形式
  • 表示件数
  • 表示順
  • 歴史に残らなかった人々の物語
    所謂ファンタジー世界を題材とした物語では、跳梁跋扈する邪神や大国間の争い、それらを治めてしまう人々や集団を描いていますが、この作品それらとは一線を画しています。
    主人公が戦うのはこの世界で雑魚とされるゴブリンだけ、邪神だのなんだのは勇者が退治して一切主人公と関わらない、最近流行りのチート能力なんて物は一切無し、ヒロインは複数居る物の主人公はそれらに目もくれず今日も陰気にゴブリン退治
    あらゆる点で最近の流行りから逸脱してますが、この作品が描いているのは通常物語にならない、可愛い雑魚に殺される人々、失敗(=死)した未来の英雄候補達という、オリジナル作品というより何らかの作品の二次創作に近い作風です。
    ゲームで言えば開始時に滅ぼされた街、ただのしかばね一つ一つに物語を付加して、勇者には基本ステータスで劣りニアミスをつづけるNPCを主人公にしたような物でしょうか。
    シリアスでハードな雰囲気の割りに元々がwebの雑談だったという事も原因でしょうが、ちょいちょい挟まれる小ネタが鬱陶しく感じる事も有りますが、一応雰囲気を壊さないレベルに留まっているでしょう。
    しかし…何と言うか1巻時点で物語としては完結して居てもいいんじゃないだろうかと思える終わり方をしてて、2巻は悪くない(むしろ良い)のですが順番的に1巻のクライマックスと入れ替えた方が良かったのではないかと感じてしまいます。
    この作品を読んだ後、いわゆるチート無しに異世界転生したところで、殺し「合い」の覚悟無くしてスライムさえ殺せない、という気分になってしまって数日程軽いノリのラノベが楽しく読めなくなりましたが
    それはこの作品が良くも悪くも人の心を動かした証でしょうし、充分おススメできる内容だと思います。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年08月08日