書籍の詳細

義理の兄弟、禁断の愛と確執を描いた衝撃作。本書は、『薫りの継承 上』『薫りの継承 下』を1冊にまとめた【上下巻セット】です。更に、上下巻セット特典として単行本未収録の美麗イラストを収録しました。(作品内容は『上巻』『下巻』と同じものです) 【あらすじ】『薫りの継承 上』比良木忍は兄といっても、血の繋がりはない。義理の兄だ。竹蔵は後妻の連れ子として、比良木家に迎えられた。兄はいつも冷たく汚物のように、竹蔵を見下す。深い嫌悪と憎悪に満ちた射殺すような視線。毎日毎時毎秒、兄に殺され続けていた。竹蔵は兄に欲情していた。ある晩、竹蔵は正体を偽って兄の寝室に忍んだ。義姉の香水を身につけ、兄の目を覆い隠す。そして、己の欲望の猛るままに兄の体を貫いた……。/『薫りの継承 下』兄の目を覆い隠し、己の欲望の猛るままに体を貫いた。あれから何度も何度も交わっている。兄との道ならぬ愛は、閉塞感を極めてゆく。夏の盛り、竹蔵は兄夫婦と別荘で休暇を楽しむことになった。義理の兄である忍との関係を、露ほども疑っていない義姉から女性を紹介される。竹蔵は彼女に対しすげない態度を取ってしまい、そして……。その晩の出来事は、兄弟の運命を大きく変えてゆくのだった。

総合評価
5.0 レビュー総数:1件
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薫りの継承【上下巻セット・単行本未収録イラスト付】のレビュー一覧

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    待ち焦がれた一冊
    電子書籍化するのを長い間待っていました。明日美子先生の世界が静かに心の中に染み込む名作です。背徳、恐怖、狂気それほど激しくもない流れの中で渦巻く感情、そして究極のエロス。柔らかく細い線に、力強いタッチ、白と黒のバランスがとても好きです。近親物なので苦手な方は御注意。兄と弟そして兄の息子。兄忍は弟の竹蔵をたぶん最初っから愛していたのではないでしょうか?その背徳感に竹蔵を憎むしかなかったのだと感じました。そして兄の息子要に残されるトラウマ。苦しくて切なくて悲しいです。ある意味ハッピーエンドではありません。読み終えた後の余韻が中々スッキリしないのも事実ですが、私にとっては素晴らしい作品であることは間違いないです。
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    投稿日:2016年02月05日