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青森行特急「ゆうづる5号」の2人用個室寝台で、下段の女が刺殺された。同室の上段で寝ていた新井は、死体を見つけ、怖くなってその場を逃げ出す。しかし、ニュースを見て驚いた。殺された女は「笠井麻美」と名乗った同室の女でなく、新井の知り合いだったのだ。笠井という女に、俺はハメられたのか?新井のまわりでは殺人が続き、報道陣の非難の矢面に立たされた十津川警部は絶体絶命。しかし、一連の殺人事件の闇の向こうに、まったく別の新たな事件が見えてきた――。

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寝台特急「ゆうづる」の女のレビュー一覧

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  • 青森行き寝台特急「ゆうづる」に一人用の個室寝台はない。すべて二人用の個室で、一人旅のイタリアンレストランのオーナー新井修がとまどっていると、二十五、六歳くらいの美しい女性が「私と一緒に、二人用の個室を借りていただけません?」と申し出て、一瞬とまどった新井が「いいんですか」と念を押して、見知らぬ男女の個室二人旅が始まる。まもなく盛岡、夜が明け始めた頃に、新井が目を覚ますと同室の女が背中にナイフが突き刺さった状態で殺されていた。容疑がかかるのを怖れて慌てて東京に戻った新井は新聞を見て愕然とする。殺された女の名前は「浜野みどり」、新井と関係があった銀座のホステスだった……。自分を罠にかけた女を見つけ出そうとする新井と十津川警部の攻防、姿を消した女による復讐劇が行きつく、意外な結末。寝台特急「ゆうづる5号」、および青函連絡船がダイヤから姿を消したのは昭和63年3月12日。今は走っていないブルートレインを舞台に展開される西村鉄道ミステリー。昭和の旅気分も味わえます。 (2010/05/21)
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    投稿日:2010年05月21日