【脳卒中の予防と治療 -最近の話題】 脳梗塞急性期の血栓回収療法(IVR)

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【この商品は紙の出版物を、記事単位・論文単位に分割して、電子書籍として配信しています。】はじめに 血管内治療手技を用いた急性期血行再建は,バルーンによる血栓破砕術(PTA)やマイクロカテーテルによる局所線溶療法の時代を経て,「血栓回収療法」の時代となった.血栓回収療法とは,読んで字のごとく“血流途絶の原因となっている血栓を捕捉回収して血流を再開させる方法”であり,主に心原性脳塞栓症による脳主幹動脈急性閉塞患者において威力を発揮する.脳主幹動脈が血栓で閉塞しても,発症後早期に血流再開を得ることができれば,多くの脳組織が虚血状態から解放され,劇的な症状改善を認めることがある. 一方,アテローム血栓性脳梗塞やラクナ梗塞など,血管壁の肥厚による血流障害や微小血管の動脈硬化性変化が主な病因となっている場合には本治療法は適さない.

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