書籍の詳細

「父上様、母上様、三日とろろ美味しゆうございました。干し柿、餅も美味しゆうございました…」かつて日本中に衝撃を与えた、オリンピックメダリスト・円谷幸吉の突然の自殺。彼を自殺に追い込んだもの、それは「国家」であり、「私たち」であった…。後世に残る輝かしい功績や能力を持ちながらも、不遇の人生を強いられた「栄光なき天才たち」。彼らの壮絶な生涯を追った偉人伝シリーズ。円谷幸吉、泣けます。

総合評価
1.5 レビュー総数:3件
評価内訳

栄光なき天才たち1のレビュー一覧

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  • 原作者と作画が違う影響?
    やっと電子漫画になったと思って中身を確認しないで買ったら、1巻なのに24話?
    あれ?とそこで原作者と作画担当が違うことに思い当たり、著作権の絡みで掲載できるものとできないものとの差があることに気がつきました。

    何とか原作者と交渉して全話掲載できるように再度交渉をお願いしたくレビューさせていただきました。

    こんな中途半端な掲載なら、買って損した気分になるので勘弁してほしいです。
    それでも読みたいという作品の一つではありますので中途半端な掲載でも掲載にこぎつけた努力を買って★を2つにしました。
    何とか全話掲載への努力を今後とも続けていただきたく重ねてお願い申し上げます。
    • 参考になった 20
    投稿日:2015年11月04日
  • 匿名希望
    著作権の関係か
    伊藤智義氏原作分他収録されていないものが多いです(YJ版の1/3程度)。
    期待していた分がっかりでした。
    ビーグリー作品の例にもれず目次もありません。
    • 参考になった 1
    投稿日:2015年11月03日
  •  「あらかじめ失われ 決して手に入らないもの」が僕にはあまりにも多いのです。恋人だったり財産だったり、才能だったり…。もちろん栄光も、今後手に入らないことでしょう。どれか一つでもあれば他のものも手に入るのでは…そんなことも考えたりしますが、実際どうなのでしょうか。
     『栄光なき天才たち』は、大きな才能をもちたゆまぬ努力をしたにもかかわらず、運命のイタズラや周囲の無理解によって報われない人々の物語です。
     登場する人物の名前を、僕は殆ど知りませんでした。それは彼らが栄光を浴びることで歴史に名前を残すことができなかったからです。それをもって、彼らを敗者と断じていいのか?名前をしらないことが、そのまま彼らの業績を低さを現すのか?そうではなかった。名も知らない彼らには輝かしい実績があり、心震わす生き様があったのです。
     破滅型の天才小説家・島田清次郎の狂死や、周囲の無責任な期待に追い詰められたマラソン選手の円谷幸吉やテニス選手・ブルドック佐藤の死に心震わされますが、私は特に川島雄三に強く惹かれました。
     川島雄三は、とかく重いテーマの作品ばかりがもてはやされる戦後の映画界に喜劇作品を撮影していた映画監督です。物語は今村昌平が助監督として川島雄三組に参加するところからはじまります。毎晩、酒をのんでどんちゃん騒ぎ、会社に言うなりふざけた作品ばかりを作る川島雄三に今村昌平は失望します。しかし、日活に移ってからは、喜劇の名作を連発。そして代表作『幕末太陽傳』の撮影が始まります。
     口先とノリでうまく世渡りをする男が、田舎者の親父に現実的に説教をくらい、どこまでもどこまでもマジメな世の中から逃げ続けていく、そんな作品をなぜ、川島は撮ろうとするのか…。周囲に誤解されてもどこまでも真剣にふざけようとする川島の鬼気迫る雰囲気に圧倒されていきます。そしてその結果は…
     挫折や無理解のなかでも輝くような業績を残す人がいる、そんな感動がこの作品にはあります。
     ところで、自分の事を語るようなメロドラマが大嫌い、どこかヒネている川島雄三の姿が爆笑問題の太田光にとても似ているように思えたのは僕だけでしょうか。
    • 参考になった 15
    投稿日:2015年10月30日