今日の一例 入院翌日にくも膜下出血を来たした虚血発症の両側頭蓋内椎骨動脈解離の1例

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【この商品は紙の出版物を、記事単位・論文単位に分割して、電子書籍として配信しています。】45歳女。10年前より2週間に1回程度、整骨院にて頸部周囲のマッサージを受けていた。頭部周囲のマッサージを受けた5日後より右後頸部痛が出現した(第1病日)。様子をみていたが、第3病日に頭痛が増強し、めまい、嘔気が出現した。頭部CTにて異常所見なく、耳性めまいの診断で入院した。第5病日、めまい症状は改善したが、頭痛は持続し、頭部MRI/MRAで右小脳梗塞、右椎骨動脈狭窄および瘤形成が認められた。両側椎骨動脈解離とそれによる塞栓性機序の脳梗塞と診断した。安静のみで嘔気や体動時のめまいは改善傾向であったが、頭痛は間欠的に出現していた。突然激しい頭痛が出現し、不穏状態となった。頭部CTで、右側迂回槽を中心にびまん性のくも膜下出血が認められ、両側脳室から第4脳室にかけて血腫が存在した。右解離性椎骨動脈瘤の破裂によるくも膜下出血と判断し、緊急血管内治療を実施した。ほぼ後遺症なく入院43日目に自宅退院した。

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