【ますます臨床利用が進む遺伝子検査 -その現状と今後の展開そして課題-】 第4章 遺伝カウンセリングとその周辺 2.遺伝学的検査と遺伝カウンセリング 3)遺伝性腫瘍症候群における遺伝カウンセリング

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【この商品は紙の出版物を、記事単位・論文単位に分割して、電子書籍として配信しています。】がんは遺伝要因と環境要因の関与によって発症するが,いずれかが強力な発症因子として作用すると家系内にがんが集積することになる。このうち遺伝要因が強く関わっているものが遺伝性腫瘍であり,頻度の低い疾患では原因遺伝子によって特徴的な臨床像を呈するものが多いが,乳がんや大腸がんなど高頻度にみられるがんにおいては遺伝性腫瘍と非遺伝性腫瘍との区別は必ずしも容易ではない。遺伝性腫瘍の多くで原因遺伝子が明らかにされており,一般臨床の中で検査される機会も多くなっているが,診療にあたっては遺伝学的検査の意義と,その結果が本人や血縁者に与える影響について慎重な配慮が求められる。

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