【iPS細胞を用いた難病研究 -臨床病態解明と創薬に向けた研究の最新知見】 第6章 その他領域の疾患 2.腎・泌尿器疾患 多発性嚢胞腎

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【この商品は紙の出版物を、記事単位・論文単位に分割して、電子書籍として配信しています。】常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)と常染色体劣性多発性嚢胞腎(ARPKD)は,腎嚢胞形成による末期腎不全への進行に加え,脳動脈瘤, 肝不全など重篤な合併症を発症する難治性疾患である。従来,動物モデルを用いた研究が行われてきたが,完全な病態解明には至らず根治的な治療法も未確立である。近年,患者由来iPS細胞を用いた新たな疾患モデルの開発と病態解析・治療薬探索が多くの難治性疾患において行われている。さらに最近,ADPKDとARPKDに対するモデル作製に必要なiPS細胞から各種罹患細胞種への分化誘導法も次々と報告されはじめた。今後,両疾患に対するiPS細胞を用いた疾患モデル作製研究の進展が期待される。

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