【がん分子標的治療の副作用と対策】 I 薬剤別副作用対策 免疫チェックポイントに作用する薬剤

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【この商品は紙の出版物を、記事単位・論文単位に分割して、電子書籍として配信しています。】Ipilimumabやnivolumabなどの免疫チェックポイント機構に作用するモノクローナル抗体は、悪性黒色腫をはじめ多くの悪性腫瘍で検討されており、非常に良好な結果を示している。これらの免疫療法では、今までに経験したことのない免疫関連有害事象(irAE)と呼ばれる特有のAEが発現する。irAEには、そう痒を伴う皮疹、下痢、腸炎、肝炎や下垂体炎があり、これらの多くは程度は軽く、管理しやすく、また可逆的である。最もよく発現するirAEは下痢と皮膚炎であり、多くは軽微であるが、たまに生命を脅かすような重篤な場合もある。これらの薬剤を使用する医師は、治療開始前にirAEについて熟知し、それに対する適切な治療に精通しておかなければならない。irAEに対する認識と早期治療開始は、免疫療法を受ける患者においてirAEによる後遺症のリスクを減らすためきわめて重要である。

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