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戦国乱城哀話を今に伝える蟻妻の地で、自殺癖のある少女・沙霧が体験する恐怖の一夜。異色女流が描くオカルトロマン!!

総合評価
5.0 レビュー総数:1件
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古祭のレビュー一覧

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  • 楠桂スクールホラーの真骨頂
    武家祭りに絡む奇譚ですが、けっこう練られて堪能できます。
    自殺癖の美少女とそれに絡むツッパリ主人公(古っ!)の物語ですが、
    物語の縦軸にそれぞれパラレルを組み、絶妙に物語を掻き乱します。
    心情描写は初期ながら楠氏の表現の美しさが堪能できます。
    一応ホラーですがグロい描写はほんの数コマしかないので、
    ホラーや奇譚がダメな人でもたぶん大丈夫です。
    と言うか、そっち向きの人には綺麗すぎて消化不良かも。
    特にラスト本題の「祭り」では展開が二転三転し、真実と結末の切り返しは痛快でさえ。
    主人公がラスト機転が良すぎたり、オチがソレでイイのかという疑問も残りますが、
    昭和(1986年)の作品としては及第では。
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    投稿日:2017年04月10日