診療の実際から 軽度アルツハイマー型認知症患者の記憶障害に対するリバスチグミンの効果 Wechsler Memory Scale-Revised(WMS-R)を用いた検討

500円 (税別)

獲得ポイント 5pt (1%還元)

【この商品は紙の出版物を、記事単位・論文単位に分割して、電子書籍として配信しています。】軽度アルツハイマー型認知症(AD)患者における記憶障害に対するリバスチグミンの効果について、国際的な記憶障害の評価尺度であるWechsler Memory Scale-Revised(WMS-R)の論理的記憶I、IIによって検討した。また、Mini-Mental State Examination(MMSE)および改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)による認知機能の変化についてもあわせて評価した。解析対象は10例で、平均投与期間は16週間、平均投与量は14.9mg(9~18mg)/日であった。WMS-Rの論理的記憶Iにおいて投与前5.10±2.33点に対して、投与後7.80±5.35点となり、有意な改善が認められた。MMSEにおいては、投与前に比べて投与後において有意な改善は認められなかったが、HDS-Rにおいては投与前20.4点から投与後21.9点まで統計学的有意差はないものの軽度ながら改善傾向が認められ、これは記憶課題が中心であるHDS-Rのテスト内容の性質を反映しているものと考えられた。以上、今回の研究により、MMSEでは変化が捉えられない場合においても、WMS-Rによる詳細な解析によってリバスチグミンによる記憶障害の改善効果が示されたと考える。日常診療において、MMSEにおけるスコアの変化が短期的に認められなくても、アセチルコリン賦活による治療効果が得られている可能性があり、リバスチグミンの処方を継続する価値があると考えられる。

無料立ち読み(2ページ)

カゴに追加 500 円(税別)

【この商品は紙の出版物を、記事単位・論文単位に分割して、電子書籍として配信しています。】軽度アルツハイマー型認知症(AD)患者における記憶障害に対するリバスチグミンの効果について、国際的な記憶障害の評価尺度であるWechsler Memory Scale-Revised(WMS-R)の論理的記憶I、IIによって検討した。また、Mini-Mental State Examination(MMSE)および改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)による認知機能の変化についてもあわせて評価した。解析対象は10例で、平均投与期間は16週間、平均投与量は14.9mg(9~18mg)/日であった。WMS-Rの論理的記憶Iにおいて投与前5.10±2.33点に対して、投与後7.80±5.35点となり、有意な改善が認められた。MMSEにおいては、投与前に比べて投与後において有意な改善は認められなかったが、HDS-Rにおいては投与前20.4点から投与後21.9点まで統計学的有意差はないものの軽度ながら改善傾向が認められ、これは記憶課題が中心であるHDS-Rのテスト内容の性質を反映しているものと考えられた。以上、今回の研究により、MMSEでは変化が捉えられない場合においても、WMS-Rによる詳細な解析によってリバスチグミンによる記憶障害の改善効果が示されたと考える。日常診療において、MMSEにおけるスコアの変化が短期的に認められなくても、アセチルコリン賦活による治療効果が得られている可能性があり、リバスチグミンの処方を継続する価値があると考えられる。

レビューはありません レビューを書く
書籍の詳細

書籍一覧5冊の書籍

1~5件/5件 を表示

  • 1
  • 1

オススメ特集

一覧を見る

ここもチェック!

コンテンツについて

  • この商品は紙書籍ではありません。すぐにご覧いただける電子書籍です。
  • デジタルコンテンツのため、商品の性質上、返品できません。
  • 紙書籍とは内容が異なる場合がございます。また、サイトに表示されているサムネイルと電子書籍の表紙画像が異なる場合がございます。予めご了承下さい。
  • 対応デバイスに記載されていない端末は、購入できても読書はできません。ご注意下さい。
  • Mac OS X 10.5/10.6をご利用で最新版のebi.BookReaderがご利用できないお客様は、サイトの表記でMacが利用可能端末となっていてもリフロー書籍が読書できません。ご了承下さい。
  • Android OS 5.0以上でebiReaderをご利用のお客様は、サイトの表記でAndroidが利用可能端末となっていても一部のリフロー書籍が読書できません。ご了承下さい。