臨床の実際 FDG-PETが診断に有用であった乳癌卵巣単発転移の一例

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【この商品は紙の出版物を、記事単位・論文単位に分割して、電子書籍として配信しています。】43歳女。病理診断がinvasive ductal carcinoma、solid tubular carcinoma、f、t2、3.5×3.0cm、n1β(Ia8/17、Ib1/13、Ic2/3、II0/2)ER(+)、PGR(-)、HER(2+)であった乳癌手術後2年2ヵ月の経過観察中の2000年4月に腫瘍マーカーの上昇を認めた。精査検査を行うも再発部位は同定されず、同年7月よりDocetaxel/Herceptinによる化学療法を開始したが腫瘍マーカー上昇は続いた。また、3ヵ月毎の画像検査でも同定されなかった。2003年6月FDG-PET施行により骨盤内膀胱右上方に局所的異常集積を認め、CT検査で同部位に一致して右卵巣の腫大を認め、卵巣腫瘍と診断した。同年9月に両側付属器摘出術を施行した。腫瘍は3.5×2.5×2.3cm大の白色充実性腫瘍で、病理所見より乳癌の卵巣転移と確定診断した。術後腫瘍マーカーは正常化し、3年経過後も再発徴候は認めていない。

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