凍りの掌 シベリア抑留記 (1)

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物語は昭和18年、東京から。主人公・小澤昌一は東洋大学予科の学生。東京・本郷の下宿先で「おかわりは無いんです」が口癖の女将さんや、志を共にする友人と、銃後の暮らしの中にいた。戦況が悪化する昭和20年1月末、突然名古屋から父が上京し、直接手渡されたのは、臨時召集令状だった。第44回(2015年度)日本漫画家協会賞コミック部門大賞作! 同名単行本より、「第一章 出征編」前編を収録!!

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物語は昭和18年、東京から。主人公・小澤昌一は東洋大学予科の学生。東京・本郷の下宿先で「おかわりは無いんです」が口癖の女将さんや、志を共にする友人と、銃後の暮らしの中にいた。戦況が悪化する昭和20年1月末、突然名古屋から父が上京し、直接手渡されたのは、臨時召集令状だった。第44回(2015年度)日本漫画家協会賞コミック部門大賞作! 同名単行本より、「第一章 出征編」前編を収録!!

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書籍の詳細

書店員のレビュー

零下40度の何もかも凍てつく寒さの中での重労働は、「寒さが ひもじさが 体力を根こそぎ奪っていった 底知れぬ絶望感が 心を捻り潰していった」――。これは、事実を基に描かれた『凍りの掌 シベリア抑留記』の一シーン。作者おざわゆきの父親の体験をコミカライズした作品なのですが、あまりにも苛酷な内容に言葉を失いそうになります。主人公の小澤は、満州で迎えた終戦後、「帰国」と偽られて極寒の劣悪な収容所に放り込まれ、絶望的な日々がはじまります。飢えと凍傷に悩まされ、次第に「死」に対して麻痺し、やがて共産主義教育のもとに仲間同士での告発と糾弾が吹き荒れます。しかも、奇跡的に帰国したものの、すぐに真の意味での「抑留からの解放」とはならなかったようです。全編を通して衝撃的な内容ですが、後世に残さなければならない事実なのです。作品発表の後日談をまとめたあとがきの「あれから」もお見逃しなく。
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