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波瀾の表彰式! 響vs.加賀美文科大臣! デビュー小説『お伽の庭』が、芥川賞と直木賞をW受賞するという快挙を成し遂げた鮎喰響。驚異的な現役JKに世間は熱狂するが、本人は特に気にすることもなく日常を過ごしていた。そんな中、文芸部は花代子の発案で全国高校文芸コンクールに参加することに! そして響は最高の賞である文部科学大臣賞を受賞してしまう。特に気にする風もない響だったが、授賞式には表彰状を渡すために文部科学大臣の加賀美が現れる。総裁選の最中、自らの野望に燃える加賀美は、響の正体を芥川・直木賞を受賞した「響」と見抜き、利用しようと画策するが……

総合評価
4.1 レビュー総数:10件
評価内訳

響~小説家になる方法~のレビュー一覧

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  • 匿名希望
    常識を非常識で描いたもの
    多くの人は、常識の枠内で非常識を表現する。
    校則を破ってみたり、ワルぶってみたり、多少強引に物事を押し進めてみたり、八つ当たりで暴力をふるってみたり。
    しかし、それら多くの非常識は、常識的に許容出来るもの、台本通りの様であり、酷く断罪されることはない。
    この作品の主人公は、破天荒、天才と思われがちだが、その実、単に常識的なだけなのである。
    彼女は、自身の常識を、私達にとって常識の枠外にある手段で実現させる。
    多くの場面で、彼女はただの被害者ではあるが、私達が普通は泣き寝入りする場面でも、きっちりと公平な結果を導く為に、その都度、最低限にして十分な手段を取っているに過ぎない。
    彼女の行動に反感を抱く人は、とても常識的で、社会性の高い人達なのであろう。
    彼女は、破天荒でも、特別な天才でもなく、18歳までに普通身につけるべき偏見のコレクションを持ち合わせていないだけである。
    作品中に、小説家になる方法が描かれているが、彼女にとっては極めて最低限の日常であり、多くの登場人物や読者は気づけていないのかもしれない。
    もし貴方がこの作品を読むのであれば、主人公を、天才、破天荒と誇張するでもなく、只の読書好きな女の子として理解してあげて欲しい。
    • 参考になった 2
    投稿日:2018年08月12日
  • ネタバレあり
    チート主人公バトル漫画の文学版です。
    7巻まで一気に読んだ感想です。
    読んでいて、ん?と現実に引き戻されちゃうことがちょいちょい。
     
    運動イマイチなんだね、と言われる少女の100m走タイムが16秒台とか。
    (50m走の平均が9秒ほどですから、陸上部でもない限りまあまあ平均ですよね…)
    本を読んで自分でも書く人が「手を出すな」といわれたから足を出した、というのを
    屁理屈だと思ってやっているならともかく、そうではなさそうな感じとか…
    言葉の表面(字面)だけを全部だと受け止めているような挙動をする子にしては
    なんかおかしいのですよね。
    コントロール抜群だとかね。
     
    キャラクターを立たせようとしているだけに、
    主人公の周りが円満なのはおかしいと感じることもあります。
    いやそこまで人間できたやつばかりのキャラクターばっかじゃないだろ、と。
    面白い設定のキャラクターがいたり、初期の見せ方がうまかったりするのに、
    どことなく俺TUEEE系バトル漫画を彷彿とさせるのはそのせいかもしれません。
     
    展開も、同じことの繰り返しなので、飽きます。
    ようやく7巻にして別展開が来るかな?とも思ったのですが
    まあ、結局は同じように終わるんだなと思ってしまうわけで。
    今後は、完結してから、中途になっているもやもやを吹き飛ばすためだけに読むと思います。
    シュールなギャグ漫画として読む分には全く。
    • 参考になった 7
    投稿日:2017年11月13日
  • ネタバレあり
    キャラがめっちゃ立っていて話の構成がすごい
    実在の作家さんのキャラやその話題、業界の裏話的なものを結構パロってるところがニヤリとできます。
    私も、主人公よりは、響の先輩で文芸部部長で、文壇の売れっ子有名作家の娘で、容姿に恵まれ、やたらスレていて空気読みすぎるような子だけど、作家の才能は凡才で、親に認められたくて主人公との才能の差に悩んでる、リカの方に感情移入してしまいました。
    響は、まだこどもなのか、どこか血の気が多すぎる男(しかもがきんちょ)みたいなんだよなあ。暴力も辞さない無頼派作家要素って意外性はあるけど…女子学生でなければこういうことする作家自体はいそ(いた?)うである。
    面白いですが作風として「大いなる助走」ぐらい突き抜けるのはこの作品では無理だろうな。「狭い世界のアイデンティティー」みたいにネタやダークにも徹しない感じだし。
    響のヤンデレ幼馴染み少年が暴走しそうでめっちゃ怖い。醜女のベテラン女性作家さんがリアリティがあって結構好きです。
    • 参考になった 4
    投稿日:2017年04月29日
  • 主人公の性格が粗暴すぎて・・・
    マンガ大賞を獲得した話題作だし、レビューの評価も高かったので、既刊5巻をまとめ買いして一気読み。そして、ガッカリ・・・。
    天才的な小説家の才能を持つ主人公の響。ただ、性格粗暴すぎ常識なさすぎ・・・。
    得てして天才ってこんなものなのかもしれないが、その才能を見抜いて世に出そうと奮闘してくれる人たちの努力を片っ端からへし折っていく様はムカついて仕方がない。
    もしこれが現実なら、例えいかに作品が素晴らしくても、作者のこの人間性を知ってしまったら、私は読みたくない買いたくない。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年04月16日
  • くっそ
    この作品あまり認知されてなかったから、
    俺だけが知ってる良書みたいに思ってたのに。
    マンガ大賞なんか受賞しちゃったら一気に認知度あがるじゃねぇかよ。
    でもなんかうれしい。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年04月05日
  • 匿名希望
    続きが気になります。
    マンガ大賞に選ばれて初めて存在を知り読んでみましたが
    主人公の独特の雰囲気と才能の片鱗をうまく表現できていてとても
    面白かったです。早く続きが気になります。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年04月05日
  • マンガ大賞2017受賞おめでとうございます! タイトルを見て「どうせなるには的な内容か、高校生が小説家になるサクセスストーリーみたいなやつでしょ」そう思って読まず嫌いしていた自分を拳で5発ほどぶん殴りたい。これはそういうちんけな言葉にまとめられるような作品ではございません!
    物語は響というの圧倒的な才能を持った高校生の少女が、新人賞に小説を投稿したところから始まります。文学界に閉塞感を感じている編集者に、書きたいことがなくなった作家。彼らは響の才能を前にして何を思うのか、そして響は文壇にどんな影響を与えるのか…。中でも才能はあるけど響ほどじゃなくて、努力してるけどそう思わせないリカ(響の友人であり文芸部部長で有名作家の娘)と響の対比が個人的に一番の見どころですね。破天荒で常識外れな行動を繰り返す響ですが、好きな作家に握手を求めるときは普通の女子高生っぽくミーハー心が見えてかわいらしいです。これは本当に読んでよかった…。読むきっかけを与えてくれたマンガ大賞にはもはや感謝しかありませんね。
    • 参考になった 14
    投稿日:2017年03月31日
  • 今ダントツに面白い漫画!
     文句なく、今読んでいる作品の中でもダントツに面白い漫画です。
     主人公の「響」は、破天荒と言うしか無いような言動と行動を取るのですが、そこには終始一貫した自身の心情があって、その行動には共感すら感じさせてしまうところが凄い。
     そして、共感があるからこそ、その行動に爽快感を感じるようになり、気付けばどはまりしていた自分がいました。
     これからも「響」の行動から目が離せません!
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年03月30日
  • 匿名希望
    凄い作品
    一部で話題となっている作品ですが、これは本当に面白いです。
    主人公の女の子、響の言動がすごい。ここまで頑固で自分を曲げない主人公は最近の少年マンガでもお目にかかれません。そこには一貫している考え方があるのですが、本人は高校1年生ですのでそれを理解していないし、自分はおかしいのかな、と少し悩んでいるところもリアルで、へんに飾っていなくて好感が持てます。
    文芸部部長のリカもとてもいい雰囲気を持ったキャラクターで、自分の生まれ育った環境と才能に、「もし自分だったら同じように悩むんだろうな」と思うくらい自然な考えを持った高校生として描かれています。
    大人も子供もみんなが自分に正直で、でもときどきひねくれて、でもやっぱりまっすぐで、読んでいて応援したくなります。
    個人的にはとてもいやな上司として描かれている編集長が、これからどんな風に描かれていくのかが気になります。
    • 参考になった 10
    投稿日:2016年06月28日
  • ネタバレあり
    元気が出る漫画
    主人公の女の子が痛快です。ここまで徹底していると清々しいです。気持ちに濁りがなく、まっしぐらです。文学少女でむしろひ弱なのに、ケンカがめちゃくちゃ強いヤンキーと面と向かって1歩も引かず、骨折させてしまうぐらい強烈です。
    主人公の幼なじみの男の子も、主人公が大好きで一途です。
    出て来る登場人物みんなが、自分の気持ちにまっすぐで、読んで元気になること間違いなしです。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年04月20日