書籍の詳細

ついに再会したマユラとシン。しかし、王命でヒノコを追っていたクランドに罠を仕掛けられ、二人は捕えられてしまう!一方、クランドの友人・アズサヒコは、目が見えても文字を認識できない「失読」と呼ばれる人がいることを知る。ヒノメ伝説との関わりを調べ始めるが!?

総合評価
4.0 レビュー総数:1件
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ヒノコのレビュー一覧

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    設定が斬新
    作者様の書の知識を生かした、象形文字、表意文字としての文字の力を操る主人公のマユラの能力設定が斬新です。漢字の成り立ちって面白いのですね。
    不思議な赤い爪の右手で、癒と描けば病や傷を治し、縛と書けば人を動けなくし、大漁と描けば魚が勝手に集まり大漁となり、飛と書けば空を飛ぶ、幸と書けば幸せを与え、護と書けば傷一つ負わぬほどに相手を護る、消と書けば…忘と書けば…
    実質、この世のすべてを支配するに等しい彼女の強大な能力は、利用しよう、彼女を手中に収めようとするもの達、畏れ害そうとするもの達から狙われ続けます。人には過ぎた力や隠す術を知らぬために、マユリは迫害され利用され続け、強い人間不信、かつ激しく社会性が低いまま、能力のために不幸や災いも呼んでしまうわけですが、それを癒したり食い止めたり、彼女に人間的な成長をも促すのが偶然彼女を救った少年シンなのです。そんな2人、少年シンとマユリの純愛を主軸とする古代ファンタジーです。
    ただ、マユラは赤い手の巫女な訳ですが、赤い目の巫女と赤い口の巫女は結局キャラとしては登場しないとか、結局マユリにあらゆる文字を教えて最初にチカラを利用した人はどういう背景?など個人的にはもっと掘り下げて欲しかったのに不完全燃焼な部分も…
    Anelalaに掲載誌を変えて、続きが連載されております。脇キャラクター達の、王都の人間模様はどんな結末を迎えるのかや、国と国との争いの決着、日本書記の創世神話を思い起こさせるような壮大な背景など魅力は十分あるのですが。期待して見守ります。
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    投稿日:2016年10月17日