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小玉流マタギの秘密を知るために、辰五郎は三四郎を不入山の更に奥にある行者返しへと向かわせた。そこで三四郎は絶滅したはずのニホンオオカミと出会い、さらに小玉流マタギのシカリからマタギの存在の根本を揺るがす事実を聞き、マタギとしての自分に疑問を抱きはじめる。

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マタギのレビュー一覧

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  • 近年、山に生息するはずの動物が市街地に下りてくるという話題が目立ちます。小動物ならいざ知らず、町で猿や猪、そして熊などといった大型の動物とフイに出くわしたら、さぞかしたまげることでしょう。『マタギ』は奥羽山脈で、熊を狩猟するレッチュウと呼ばれる狩猟隊の男たちの物語です。作者の矢口高雄は、『釣りキチ三平』『ふるさと』など日本の原風景を描いた作品が有名ですが、この物語は、生死をかけて熊を仕留める男たちの迫真の描写が目を引きます。最も印象に残ったのは、凶暴な熊が村に現れたエピソードの中で、「調和」について語られている場面です。そこには、「お互いに大自然を共有」し「生きとし生けるものすべてが大自然」であると説かれています。大自然の中で、人間様は調和のバランスを崩していないか気になりますね。(2011.1.23)
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    投稿日:2011年02月01日