書籍の詳細

複雑で魅力的なワル。誘惑する女、男を滅ぼす美しい「化け」物。だからこそ征服欲をそそるのか、それとも男の倒錯した変身願望か?ところが不思議、かつて「悪女」は「醜女」のことだった。いつから悪女は「危険な美女」になったのだろうか?文学、歴史から映画、レディコミまで自在に渉猟、オトコの願望とオンナの技の結晶=悪女を徹底解剖する!

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男はなぜ悪女にひかれるのか 悪女学入門のレビュー一覧

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  • とうとう無期限のツアー欠場を表明せざるをえなくなってしまったタイガー・ウッズの「愛人騒動」。どちらかといえば品行方正イメージの強かったウッズだけに、堰を切ったように表れた「愛人」たちには驚きました。それにしても「女」は強(こわ)い。著者(れっきとした女性学者です)は本書を〈「悪女」という日本語には、スパイシーな魅力がある〉と書きだしています。有名な「悪魔の辞典」でピアスは「魔女」を次のように定義しているそうです。〈(1)悪魔と邪悪な同盟を結んでいる嫌らしく醜い老婆、(2)邪悪さでは悪魔を超えた、美しく魅力的な若い女性〉。後者こそ、日本語の「悪女」に重なるイメージとしたうえで、男たちはどうして「悪女」に魅せられていくのか、をテーマに古今の文学、映画、漫画などを幅広く、かつ詳細に分析しています。副題には「悪女学入門」とあります。なんでも19世紀パリの高級娼婦で後世に名を残した女性にはどちらかといえば伝統的美形は少なかったそうです。なぜか? そしていま、レディースコミックの世界では「悪女志願」現象がみられるという。女性以上に、男にこそ読んでもらいたい1冊です。(2009/12/18)
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    投稿日:2009年12月18日