書籍の詳細

▼第9話/赴任先の家▼第10話/山の家▼第11話/高木の家▼第12話/好物▼第13話/スバルの部屋▼第14話/桔梗▼第15話/離婚届▼第16話/居場所▼第17話/帰る場所●登場人物/家路久(半年前、事故で記憶をとぎれとぎれに失った40代の男)、ヨシコ(家路の現在の妻)、ヨシオ(家路の現在の家庭の子供。家路になついている)、スバル(家路の前妻との間にできた娘。反抗的な中学生)、カオル(家路の前妻)●あらすじ/家路は、事故の前の生活をたどれば何か思い出すと考え、赴任先にやって来た。しかし、赴任先の街には、彼のことを知る人は誰もいなかった。何も思い出せず、深酒してしまった彼は、無意識のうちに事故を起こしたアパートに向かった。かつて家路が暮らしていた部屋の、現在の住人は、昔の家路を知っていたのだが……。(第9話)▼家路は、家族3人水入らずで、別荘で過ごすことになったが、妻・ヨシコとの関係に悩んでいた。そんなとき、ヨシオが目の上を三針縫うケガをする。ヨシオの手術を待つ間、家路はヨシコから、ヨシオの出生の秘密を打ち明けられる。(第10話)●本巻の特徴/過去の自分をたどりながら、自分の帰るべき場所をさがす家路。果たして、自分の帰るべき場所は見つかるのか!?

総合評価
4.0 レビュー総数:2件
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アイ’ム ホームのレビュー一覧

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    テレビでも見ています。チョット違った感じは有りますが、哀しい男の姿が描かれていると思います。
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    投稿日:2015年05月22日
  • 家庭に自分の居場所がなくて、サウナに寝泊まりしているという中年男性の話を聞いたことがあります。威厳漂う昔の父親像もどこへやら、今では自分の居心地すら気にするお父さんが少なくないのかもしれません。ある事故によって、一緒に過ごしていた家族の記憶を失ってしまった男の物語、それが『アイ’ム ホーム』(石坂啓)です。もっと正確に紹介すると、主人公の家路久は再婚してからの5年間の記憶を失ってはいるものの、再婚前の家族との記憶は残っています。これがドラマを生むわけです。たくさんの鍵を束で持っている山路は、一つひとつの鍵がなんの鍵だったかはっきりと覚えていません。記憶の断片を辿って前妻と娘が住む家の鍵を開けたり、昔付き合っていた女性の部屋に上がり込んでしまったりします。そんな中で、最大の悩みはやはり今の家族の記憶がないことで、日を追うごとにかつての家庭に心が傾き始めるようです。文字通り鍵をキーとしながら、ミステリー仕立てで物語は進みます。結末は予想を裏切られましたが、じんわりとした余韻を楽しむことができました。山路が最後に手にしたのは何の扉を開く鍵だったのか、ぜひご覧ください。(2015/3/6)
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    投稿日:2015年03月06日